札幌に行ったら誰しもが食べるのが味噌ラーメン。
札幌名物がこのラーメンということはすでに誰しもが知るところである。
自分が最初に札幌に行ったのは、1980年代後半であったが、それが飛行機なのか夜行特急『北斗星』だったのかは忘れた。
当時ラーメン店としてよく知られていたのが、元祖の『だるま軒』と『味の三平』。
たぶん両方とも行っているが、味などはほぼ同じで、印象に残るのは味噌ラーメンのあの感覚。
ここで特筆すべきなのが、札幌ラーメンの歴史を語るうえで忘れてはならないのが、製麺業者である西山製麺の存在である。
ここは顧客の注文を正確に作ってくれるということで、今でもラーメン業界の絶大な支持を受けている。
またチェーン店として全国にその名を広めた『どさん子』。
そしてインスタント袋めんとして、全国民にその味を日常食として定着させた明星食品の『サッポロ一番』。
この三つが国民食札幌味噌ラーメン普及の貢献者である。
1990年代、札幌にものすごくおいしい店ができたというので行ってみたのが『純連』。
その頃よりラーメン店の進化は著しく、行くたびに新しい有名店、行列店がどやんどん増えていった。
『だるま軒』や『味の三平』はちょっとかすんでしまった。
ジンギスカンを食べた後、この辺りをうろついているとおやっと思うものを見つけた。
『山岡家』は横浜家系ラーメン店ではないか。
それも味噌ラーメンとしてカスタマイズ、土着化している。
実は山岡家は全国的に見かける。
とうとう札幌にも来たか。
九州にもある。
ここは背脂が強いので、地元ラーメンに飽きた人が行くようになったのか。
ラーメン横丁は観光地となっている。外国人も非常に多い。
『白樺山荘』は20年位前から出てきたが、今ではもう老舗の存在である。
新規のラーメン店の出店は非常に多い。
ケンミンSHOWなどではたまにこの新規店の情報を提供してくれる。
『ひぐま』も古くなかったか。
しかしここで思うのは老舗、新規店も含め、札幌ラーメンにはその味や作り方などに大差ないということだ。
レシピの定義があまり変わらないのでそういうふうにあると思う。
でもおいしいので、この日もどこかで食べた。