千葉県勝浦市。ここは千葉県の外房にある漁港と温泉の町で、かつて何回か行ったことがある。
ここにある大きなホテル三日月は宿泊したこともあるが、2020年のコロナ禍の最初に、横浜港に入港した巨大客船の患者の緊急隔離先として一躍マスコミも取り上げられた。
最近の猛暑の気象情報の解説の中で、勝浦は夏の気温が低く、猛暑にはならないということを知った。
沖合に冷水域があるそうだ。
同じ千葉県の銚子が夏の気温が低いということは知っていて、昨年も実際にその涼しさを体験しに行ったことがあった。
7月下旬から始まった全国的な異常な高温。今回はその涼しさを実際に体験しに勝浦に行ってみた。
勝浦へ行くルートを考えてみたが、結論として、川口からは都内の環状8号線を通り、川崎の浮島から東京湾アクアラインでぬけ、木更津から房総半島の山の中を抜けていくコースが一番良いのではないかと考えた。
環状8号線の大田区内にはあの高級住宅街で知られる田園調布のすぐわきを通る。
ちょっとそれてこの中には行ってみた。
やはり両脇の高い樹木におおわれる道路に沿って、金持ちの住みそうな住宅が並んでいた。
しかしそこを歩いていたのは全く普通のおじいさん、おばあさんだった。
多分財産があり過ぎて、その配分に困っているのだろう。
この時点での車の外気温は34度。
時間は11時だから猛暑日としては普通だ。
浮島より海底トンネルに入ると何故か気温は上がり40度を超した。
この車の外気温計はかなり正確である。
道路わきなどの気温表示とだいたい一致する。
海ほたるに到着した。
東京湾中央の青い海と青い空。
ウイークデーなので駐車スペースは十分にある。
しかし暑さの体感は全く違っていた。
車の外気温系も30度まで急降下していた。
少し強い海風に涼しさを感じる。
外に出ても全くうだるような暑さを感じなく、ただ日差しが強いだけである。
東京方面を見るテラス広場にずっといてもさほど日陰に入りたいとは思わない。
晴天下の景色なども十分に楽しめる。
炎天下の35度は苦しいが、30度は多少厚い程度だ。
釣り船にもよく乗ったが、海上に出れば意外と涼しい。
麦わら帽子などをかぶっていれば全く問題はない。
この釣り船は何をねらっているのだろうか。
多分小さい灯台などの人口構造物の周囲に集まるスズキをルアーで狙っているのではないかと思った。
ここで何かを食べようと思い中のフードコートに入った。
この海ほたるすでに千葉県の領域で木更津市に属する。
その結果千葉県の郷土料理が並ぶ。
一般にものすごく有名なものを除いて、越県郷土料理はあまり見られない。
県が変わればメニューもすっかり変わる。
千葉県の安房、上総地域の郷土料理といえば、何といってもなめろう、イワシ料理、伊勢エビ、貝類そして刺身などの海のものが有名だ。
内房、外房の道路わきには数多くの海産物料理店が並んでいる。
でもここではまだ腹がそんなに減っていなかったのでやめた。
このアクアラインを降りたところに木更津のアウトレットあり、ここで食べようと考えていた。
明るい海の景色を見ながらの食事もよいだろう。
アクアラインの良いところは値段が800円と安いことである。
これは森田健作元千葉県知事のねじ込みによるものだ。
これで高くて使いづらいものが、使いやすくなった。
千葉県内房地域との交流が活発になり、新たな経済発展が始まった。
これから行く木更津のアウトレットもそれがあったからできたのだろう。