あらぎ島を出た後は国道42号線を南下し、白浜で風呂に入り、本日の宿泊地を探した。
白浜から潮岬、串本までの間にはいくつかの道の駅があるので、田地りついたところのどこかを選ぼうかと思っていた。
道の駅椿はなの湯は国道42号線沿いにある小さな道の駅だった。
しかしここらあたりであることに気が付いた。
それはトラックはおろか車の通りがほとんどないということであった。
道の駅椿はなの湯はもろに国道沿いなので、当然車の音でうるさいはずだが、全くそのようなことはない。
これは後で理由が分かった。
それは最近42号線と並行する無料の高速道路がオープンしたので、旧道の42号線は地元の人に使われなくなったということであった。
要するに大阪、和歌山市から高速でつながったということである。
潮岬は本州で最南端。
しかしここは島のように見えるが、紀伊半島とは地続きである。
丁度、函館の地形と全く同じである。
串本の町はその砂州の上にある。
でもここはこの前テレビでもやっていたが、南海トラフ地震が来たら津波で大変だろう。
潮岬灯台には多少歩かなければならないので行ってはいないが、近くに展望台があったのでここに行ってみた。
入るや否や目に入ったのがこの地で1890年(明治23年)に遭難したトルコ海軍戦艦のエルトゥールル号の展示。
この当時はまだ帆があったのか。
つまり50年前のペリー来航当時のアメリカ艦隊と同じだ。
この船が座礁遭難したのは、この潮岬ではなく右隣の紀伊大島であるが、この地が歴史に登場する最大のトピックとして、潮岬でも話題として残っているのだろう。
トルコ海軍の軍装であるセーラー服はもうこの当時には、海軍水兵の標準服としてあったようだ。
発祥はこの少し前のイギリスである。
紀伊半島のジオラマ模型。
紀伊半島には平野や盆地がなく、すべて山の中である。
昔から林業、木材が主な産業である。
出ました。
自分が好きである本州太平洋側の夏の気候についての展示。
やはりここも涼しい。
去年の夏に千葉県銚子に行きその涼しさを実感した。
夏の南からの風が、暖流ではあるが少し陸地よりは冷たい黒潮の影響を受け、太平洋岸半島の岬の部分は夏が涼しい。
潮岬ももろにその影響を受ける。
しかしここではその湿気を含んだ南風が紀伊半島の山岳地帯にあたり、大量の雨を降らせる。
尾鷲などが日本で一番降水量の多いところだ。
ここにあった郵便ポスト。
銚子は白だが、ここは標準の赤であった。
ここから隣の紀伊大島へ行った。
ここと串本の間は橋でつながっている。






