ここは日本の棚田百選の中に入っている。
自分もこうした棚田や傾斜地集落、丘の上の家並みには、何故か美しさを感じ、できるだけ見学するようにしている。
ただ車で登るとなるといろいろとトラブルがあり、できるだけ観光用の見学場所があるところに限られる。
有名なところでは石川県能登半島の千枚田、千葉県の大山棚田、長野県の姨捨など棚田百選の中でも有名なところに入ったことがある。
あらぎ島もその実態は棚田であったことが、ここでの説明掲示板を見て知った。
そういえばまぎれもなく棚田だ。江戸時代には少しでも米の生産量を増やすため、こうした開発が行われた。
多分ここは低い林に覆われた丘だったと思うだ、木を伐り、土地をならし、水利施設などを作って、江戸時代初期に完成させたのだと思う。
こちらは下流方面である。
有田川はここで棚田の周りをほぼ一周しているわけだが、陸続きであるのにもかかわらず、そこは島といわれている。
新潟市や桜島なども同じ言い方がされている。
青い橋は国道480号線にかかっつている。
今度は逆にこの橋に行って裏側からあらぎ島を見てみた。
あらぎ島の頂上部分に立つ普通の民家。
水害に合わないように当然高い場所に作られている。
この島の所有者だろうか。
この周囲にも別の棚田が多い。
一般的に有名な棚田があるところには大なり小なりの棚田が周りに作られているところが多い。
それにふさわしい地形と付近の農民が棚田開発、経営や運営のノウハウを持っているということだろうか。
このあらぎ島の棚田は季節によってさまざまな色を見せる。
一番良いのは稲が実った夏だそうだが、冬にはライトアップされるそうだ。
またうっすらと雪が積もる風景も美しい。
この日は2月の初旬。
1月の下旬には紀伊半島でも大雪に会い、第二名神が三重県内で大渋滞に陥ったことが大きく報道された。
ここでもある程度の積雪があったようで、まだ名残雪があった。
ここは少し内陸の山岳地帯なので、気温も低く雪は溶けにくい。
近くにある道の駅あらぎの里。
せっかく棚田に来たのだから、ここで買いたいものが一つあった。それは棚田米。
昨年福井県の道の駅でコシヒカリ棚田米を買ったが、値段は高いがそれがものすごくおいしかった。
そこでここでも買おうとして、売店を探したが、本日のものはすでに売り切れ。
やはり評判は良いようだ。
またこの道の駅でこの付近は山椒の産地だということも分かった。
日本の山椒生産の8割は和歌山県。
そしてその中心的な産地はこの有田川町だ。
チャットGPTへの今日の質問
質問 棚田米はなぜおいしいですか
答え 棚田米がおいしい理由にはいくつかの要因があります。
第一に、棚田米は、自然の恵みである豊かな水と、肥沃な土地で栽培されています。このような条件下で栽培された米は、豊かな風味やうまみを持っています。
第二に、棚田米は、伝統的な栽培方法で栽培されています。手作業で耕し、手作業で田植えを行うため、米の品質に対する丁寧な取り扱いが可能です。また、棚田は、水田と比べて斜面が多いため、機械での作業ができず、手間暇をかけて育てられるため、よりおいしい米を収穫できるとされています。
第三に、棚田米は、地域性が強く、各地域で栽培される品種が異なります。そのため、地域によっては、特有の風味や食感を持つ米があります。また、地域性のある伝統的な調理法で調理されることも多く、その味わいは地元の人々に愛されています。
これらの要因が組み合わさり、棚田米は、おいしく、そして豊かな風味やうまみを持った米として知られています。』
だそうです。もう一つ棚田は傾斜地なので日当たりがよいとか寒暖差が激しいからということも聞いたことがある。
ただ当然だが、欠点としては値段が非常に高い。






