中央高速の諏訪湖サービスエリア。
ここは国内でも有数の快適なサービスエリアだと思っている。
まずは山の中腹にある施設内からは窓越しで正面に丸い形の諏訪湖を見渡せる。
12月のこの日は曇っていてあまりよく見えなかったが、1月下旬の今はすでに全面凍結して、湖の氷の上を歩いている様子が新聞に載っていた(なお立ち入り禁止)。
このまま間の寒さが続けば湖面中央の氷にひび割れが入り、御神渡りがみられる状態に入った。
しかし自分はここを通る時期が合わないためまだ見たことはない。
また車中泊愛好者にとってこのサービスエリは標高が高く、夏は涼しいので貴重な場所となっている。
トラック駐車ゾーンとも分けてあり、夜は静かだ。
エリア内の売店に入ったら思わぬものを目にした。
松本、諏訪、南部信州地域を期限に持つ牛乳パンだ。
牛乳パンは戦後すぐに時期から、この地域のパン屋が発売していたようだが、この1,2年で『マツコの知らない世界』や『ケンミンSHOW』で紹介され、急速に知名度が高まった。
このサービスエリの売店にはよく行っているからわかるが、2年くらい前には絶対に売っていなかった。
見たのは今回が初めてだ。当然のことだが、人気に便乗した。
実は自分も昨年だと思うが、JR東日本の乗り放題パスで、松本に行ったことがあった。
市内スーパーで探したが、大手パンメーカーのものしか置いていなかった。
この牛乳パンは全国どこにでもある。
しかし長野、信州の牛乳パンは中のクリームの量が非常に厚いということで、マツコ・デラックスさんやケンミンSHOWで話題にされていた。
これは多少薄めではないか。
次に塩尻市内の県内スーパーである『デリシア』(旧アップルランド)に行ってみた。
ここにも結構大々的に置いてあった。
しかしテレビで見たものよりクリームが薄い。
この牛乳パンは個人の商店で昔から生産されており、その本場はここよりもっと南の駒ヶ根や伊那、木曽福島だということである。
実際そこの有名パン店に行かなければ変えないということが分かった。
本物はクリームの層がこの3倍くらいはある。
マツコ氏はこれを日本のマリトッツォだと読んでいた。
今は多少下火になったマリトッツォを見たものにはこの厚さでは不満だろう。
しかしこれは値段との関係で、やはりクリームの層の厚さにより値段が違う。
松本市内の小松パン店のものはかなり厚い。
この形を少しひねれば、マリトッツォになる。
これはこの店で売っている。
スーパーや諏訪湖サービスエリアで少し買ったものを食べたが、結論は何となく普通のクリームパンだった。