旭川の新子焼 | 全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

食品スーパーが好きな私は、その土地でしか売られていないものを見つける旅に最近車でよく出かけています。現在住んでいる首都圏のスーパーでは見かけられないものを、各地のスーパーの売り場でご当地食品見つけたいと思います。

先日のケンミンSHOWで旭川の鶏肉料理である新子焼について、新潟のカレー半身揚げ、宮崎の炭火焼きとともに放映していた。

 

 

なお新子焼については昨年あたりかと思うが、すでにやっていたという記憶がある。

 

 

旭川に行く予定だったので、ラーメンばかりではなく新子焼も食べてみたいと思った。

 

 

天金のあと駅近くの飲食店が多数集まっているところで、この新子焼を出している店を探した。『ぎんねこ』という店がその老舗らしい。

 

 

 

 

駅近くには居酒屋が多いのでどこにでもあるだろうと思い、ぶらついたがほとんどの店は店前のメニューにはなかった。

 

 

しかしこれも北海道の鶏肉料理であるザンギは多い。

 

 

地元名物としてどこの店にも置いてあった。

 

 

しかしザンギだらけで、新子焼は見当たらない。

 

 

もうあきらめかけていたその時、『山の猫』という店の前のメニューを見たら新子焼がその隅のほうに旭川名物として出ていた。

 

 

 

 

この店は駅より少し行った買い物通りに面している。

 

 

ここでやっと見つけたという感じであった。

 

 

ぎんねこに行けば簡単だろうが、もう歩くのにもつかれたのでどこでも

 

同じだろうと思い、この店に入った。

 

 

 

 

下に補足で若鳥の半身揚げと書いてある。

 

 

これだ。鶏肉は若鳥(ブロイラー)でないと肉質が柔らかくない。

 

 

成長すると脂は増えるが、硬くなる。

 

 

香川県の骨付き地鶏、西日本のかしわも結構硬い。

 

 

一昨日のケンミンSHOWでは山形の冷やしそばの鶏肉は親鳥でないとだめだそうだ。

 

 

 

 

自動注文画面よりもちろん新子焼を注文した。

 

 

注文があって焼くせいか、15分くらいの時間はかかる。

 

 

その間ビルを飲んでいたが、もう四分の三近くは飲んでしまっていた。

 

 

 

 

かなり濃厚な仕上がりだ。

 

 

半身なので胸からもも手羽ものとまで一連のものが付いている。

 

 

しかし後でわかったが、ここでは食べやすいように部分的にカットしてあった。

 

 

豪快なかぶりつきはちょっとできない。

 

 

 

 

濃い黒のタレが特色である。

 

 

こうしたタレかけの鶏肉の丸焼きは見たことがない。

 

串刺しの焼き鳥では普通だが、揚げではなく焼きがキーポイントである。

 

 

 

 

肉前面にこのたれがかかっている。

 

 

自分は鶏肉はもも肉は脂がのっていて好きだが、胸肉はほとんど食べない。

 

 

あの脂気のないぱさぱさ感が嫌いである。

 

 

最近はコンビニなどの胸肉はおいしいように工夫はしてあるようだが、買って食べたことはない。

 

 

そしてこの新子焼を食べているときにあることに気が付いた。

 

 

それは胸肉でもそう違和感を感じない。

 

 

このたれの勢いだ。

 

 

胸肉のぱさぱさを感じる前に、タレの味が口に中に広がり、胸肉の味を隠しているのだ。

 

 

タレ味が強いので後は何だが、白身魚を食べているような感じがした。

 

 

 

 

もも肉は脂気も加わり、これはおいしい。

 

 

なおタレは甘からである。

 

 

今はタレ類は何でも甘いが、これも随分甘い。

 

 

舌が甘さを感じると他の成分はもう感じなくなってしまうのだろうか。

 

 

 

 

外見ではわからないように身がカットしてあったので食べやすいが、本当に肉は最後の骨付きの部分まで、タレは最後の一滴まで舐めてしまいそうだった。

 

 

今はまだ一日目なので明日にはぎんねこを探していこうかと思った。