行列の多い店は避けてすぐ買えるところで。
行列の長さは何の優劣かは分からない。
どこも同じようなものだと思う。まずはこのもの。
チッキンライス。
シンガポールでは海南鶏飯。
東南アジア方面へいったときには食べるものの半分くらいがこれである。
肉は鶏なのか鴨なのかアヒルなのか区別はつかない。
鶏肉を蒸したのかゆでたのかそのスープでご飯を炊く。
今気がついたがタイではきゅうりは皮をとってだしている。
ここでは日本式のそのままのようだ。
最初慣れないときこの野菜は何だろうかと思った。
まな板の上で中華包丁でぶった切る。
これで全品500円。腹が減っていたので立ち食いですぐ食べた。
次は何にしようか。
どこも行列がすごいのでなかなかあいているところを見つけられない。
しばらく歩いた後やっとすぐ食べれるところがあった。
イサーン料理店だった。
イサーンはタイ東北部の広大な農村地帯。
ラオス国境に近いウドンタニーには行ったことがあった。
バンコクの標準語とは言葉が違う。
むしろラオスと同じ。
タイの演歌はイサーン語で歌う。
また赤い色のタクシン派の拠点。
4年前にはここからタクシン派が大量にバンコクに行き、最後には5月19日に軍とルンピニー公園で市街戦になり追い返された。
でもその後の選挙ではタクシン派が勝ち、今のタクシンの妹が首相になったが、この前違憲と判定された。
選挙では何回やってもタクシン派が勝つ。
その少し前にスワンナブーム国際空港を占拠したのは黄色の反タクシン派だった。
双方が競い合って事態を悪化させている。
かつては国王の鶴の一声でおさまったが、今はお年をめされかつてのような神通力がなくなってしまった。
イサーン料理といっても日本人には区別がつかない。
何が違うのかも分からない。
ソンタムはイサーンがもと。
ここではタイの代表的な料理パッタイ(焼きそば、ビーフン)を食べた。
そしてタイ料理には付き物の4種類の味付け材料もふりかけて辛く、酸っぱくした。
でもあまりかけると辛くなりすぎて味が壊れてしまうのでいい加減にした方がよい。
このパッタイビーフン麺がゴムみたいに弾力性があり、歯ごたえがありおいしかった。
日本でタイ料理と言えばトムヤムクンが有名だが、バンコクの屋台などではあまり見かけない。
多少高級だと思う。
総菜にはパッタイや焼きめし、グリーンカレーがある。
いずれも日本に紹介されているものである。
タイの大衆食である。
これらをサラリーマンなどは昼休みに近くの屋台に買いに行き、発泡スチロールの容器に入れてもらって持って買える。
またタイ人は写真を撮られることを全く気にしない。
芸能人や有名人でも同じだ。
(続く)