英語DAYはピースボート事務局の企画で、乗客の中で英語研修講座に参加しているメンバー、ネイティブの英語講師、ボランティア通訳、一般乗客の参加希望者でその一日に限ってはすべて英語ではなすという日であった。
実はピースボートは洋上英語トレーニング(GET)を主催しており、有料で参加希望者に英会話講座を行っている。
私はこの締め切り直前まで参加するかどうか考えたが、はっきり言って10万円かかるのでやめた。
しかし全航海を通じて10数回の無料英会話講座があったので、そちらの方には進んで参加していた。
ということで英語DAYはそのお祭りというわけだ。
参加者は不参加者と区別するため紙に書いた大きな目印を首にぶら下げ、船内であったときには英語で話す。
そして一回の会話につきポイントを一つ与えられるというものであった。
それを夜のエンディングセレモニーの時に集計し、上位者には賞が与えられる。
食事の時も英会話講師たちと英語で話す。
この英会話講師たち十数名いたが、船の中でもよくすれ違ったりするのだが、はっきり言って普段はなかなか話しづらい。
何故なら乗客ではなく、あくまでも有料の講師だからである。
話したかったらどうしても英語講座に来いということになってしまう。
私もできるだけその日英語でしゃべったが、ポイントがいくらたまったかは忘れたが、順位が20番目くらいで名前が出てきたと思う。
また夜のセレモニーの時に英語のカラオケ大会があった。
私の歌う順番が回ってきたときリクエストしたのは、ビートルズの『イエスタデイ』。
これは1965年の秋、私が中学生の時ののヒット曲である。
自分的には『ヘルプ』『イエスタデイ』『ミッシェル』と続くこのあたりがビートルズの頂点だったのではないかと考える。
高校生になってギターを練習するようになってから、この曲を弾き語りで歌うのが十八番となっていた。
英語の歌詞は全部覚えている。
言い訳だが、船の音がうるさいのといきなりの出番だったり、また事前に練習をしていないこともありうまく歌えたとは思わない。
また調子に乗ってもう一曲。
それはカスケーズの『悲しき雨音』。
カラオケにある英語の歌となると子供の頃に覚えたオールデイズものしかわからない。
このあたりの写真はいろいろと他人がたくさん写っているので、掲載できない。
でも一日英語ばかりで話をしていると、何だか急にうまくなったような気がしてくる。
この企画をせめて3回は行ってほしいと思った。
ピースボートでは英語は第二公用語となっている。
それは船員や毎日部屋に掃除やベッドメイクにやってくる従業員はインドネシア人などの外国人なので、彼らと話すのも英語になる。
また何らかの集会、説明会、外国人による講演会などには英語の同時通訳がついている。
日本語のわからない外国人も少し乗客として乗っているようだ。
私は船中で知り合いになった中国海洋大学の学生たちとは常に英語でしゃべっていた。
英会話能力の向上にとってはそれが一番よかったのかもしれない。
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