新潟県寺泊漁港は出雲崎の北10キロ。
ちょうど燕、三条付近の海岸部にある。
新潟市街地からもだいぶ近くになる。
また周辺には弥彦山もある。
駐車場の前には海産物市場軍が並ぶ。魚の市場通りである。
関東の茨城県那珂湊とよく似ている。
10軒近くの市場店があるのか。真っ先に入ったのが関東でも有名な角上魚類。
角上魚類は東京郊外地区に多くの店を展開しており、川口市内にもあり、いつもにぎわっている。
また付近には集積倉庫もあるようだ。
土日などでは駐車場に入るのも難しいしいくらいのところだ。
ここではこれらの切り身、寿司ネタの値段が安いのには驚く。
川口では運送費がプラスされるせいか、ここほど安くはない。
しかし早朝水揚げ、自社での直送というのが大きな特色だ。
ここでは中に食事スペースもある。
さて一応朝が早かったので、朝食と思って選んだのがのどぐろの寿司。
のどぐろ(あかむつ)は脂がたっぷりとのった白身の高級魚である。
都会では値段が高くて買えないので、ここではこれが500円くらいと安かったので、買ってみた。
夏の日本海の名物は天然の岩ガキ。養殖物に比べて形が大きいし、中身も詰まっている。
一粒が大きさにより300円から1000円くらいまでそれぞれある。
店の外には浜焼き用の屋台も出ている。
夏は魚介類を家まで持って帰るのが大変なので、こうした店内販売物を食べるのもよい。
ここはまず値段が安いのと早朝のあげたて新鮮ものなので、非常にコスト的にはよいが、東京からは遠いというのが難点である。
その結果、角上魚類は関東への販売店の進出を考えたのだろう。
またこうした港付近の市場は那珂湊がそうだが、基本的に値段は安い。