「ありがとう」の成果-感謝の心 | しぇんむーのブログ

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「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」

たまたま、シドニー五輪の銀メダリストの講演を聴く機会があった。
その選手は、ソフトボールの田本さん  
田本さんは、シドニーでは選手として銀メダルを獲得。
北京ではコーチとして金メダル獲得に貢献されていた。
現在は、その経験を活かし、中学校の体育教師になられた。

現役時代の田本さんは、国際試合では銀メダルが多く、
どうしても金メダルが取れなかったらしい。
心・技・体の全てを鍛えても何かが足りなかったらしい。

コーチになってからは、その足りない部分は何かということで、
「脳」を鍛えられたらしい。

いわゆる「勝負脳」というか、「心」のメンタル以上の精神、平常心というものか。

「心」を鍛えたつもりでも、日の丸を背負う重圧に負けていた。
そこで、実力を常に100%出せるように「脳」を鍛えたらしい。

具体的にどのように鍛えるか?


「感謝の心」と「感動する心」を常に意識、実践するということ。

バットやグローブへの感謝は、もちろん、自分を生んでくれた親、
チームメイトへの感謝を声に出して「ありがとう」を言いまくったらしい。
一日に50回以上は、「ありがとう」を口にされていたそうだ。

感動については、時間があればスラムダンクの漫画やワンピースなどのDVDを
見て涙したらしい。感受性を鍛えるといったところだろう。

これらを鍛えたから、「ピンチのときに、仲間を信じあい、自分の力を信じられた」
と田本さんは語られていた。

「感謝の心」の大切さは、会社でもよく教えられる。
七つの習慣や倫理の教えでも出てくる。成功の一要素には間違いないだろう。