今の世の中、情報はあふれかえっている。
それゆえに、情報の真偽の判断は本当に難しい。
また、正しい情報でもその受け取り方によっては、ミスリードされていることがある。
最近のマスコミは、自分の都合の良いようにミスリードしているケースが多々ある。
情報の判断の仕方で、よく例に出されるのが円柱である。
円柱はそのシルエットを真横から見れば、長方形。真上から見れば円に見える。
だから、情報は多視点で判断すること。また情報ソースは2つ以上得る必要がある。
職場でもよく言われることである。
先日、菅首相が浜岡原発を停止する理由に、
「今後30年間でM8以上の東海地震が起こる可能性は87%。」と述べていた。
実は、この情報ソースは、文科省地震調査研究推進本部が今年1月1日に
発表したデータである。
これだけ聞けば、ごもっともである。
しかーし、
この時のデータには、浜岡原発への影響だけでなく
福島原発はもちろん、全国の原発の危険度が明記されているのである。
それによると、福島第1原発の地震の危険度は0%となっている。
今回0%のところに地震は起こった。
ということは、この87%の信憑性はどれだけあるのだろうか?