最後のブログから3年と3ヶ月近く経っていました。


すっかり放置してしまいました。


本当はもうこちらのブログを続けるつもりは無かったのですけれど、、。


でも3年という長い長い治療の時間が過ぎ、状況もすっかり変わって、そして今からやることを、やはりここに綴ることにしました。


術前抗がん剤約7ヶ月、右乳房全摘、分子標的薬1年、そして、ホルモン治療2年。


分子標的薬期間にかなりストレスが限界まできてしまい、精神科にも通っておりましたが、


ホルモン治療1年目には関節リウマチも発症して、リウマチ科にもお世話になることに。


でも、やさしく頼りになる先生方、医療スタッフの皆様のお陰、


また夫の飄々とした態度とサポート、友人の応援、瞑想との出会いで、


ようやっと心も体も上向きになり、ここ1年で、病気以前よりも何十倍も、幸せの感度が高くなりました。



そして、今でも子どもが欲しいか。


それを自分に問うた時、

正直もう欲しいとは思わない


というのが正直な気持ちです。


不思議ですが、今、世界で一番大切なのは自分だと思えるようになりました。

自分を大切にしたら、他のこともついてくる。

それまでそうして生きてこなかったから、とてもしんどかったのです。


だから、不妊治療も、とてもつらかった。

これがうまくいかなかった後の人生なんて、いったい何を楽しみに生きればいいのか、と、本気で思っていました。


でも、今、本当に子供はどうしても欲しい、というものではなくなったのです。


私は病気がわかったのが42歳。

43歳目前で、これを最後にしようと決めた、採卵日の2日前でした。


今でも鮮明に思い出せるのですが、がんがわかったショックよりも、不妊治療を断念することの方がその時の私には何倍もショックでした。


それからもうすぐ4年になるのですが、

色々

色々あって、


今はすごく幸せです。


夫がいて、自分が生きていて。

病気によって、余計な人間関係(親や知り合い)からも解放されました(距離がおけている)。


今年6月には、術後2年目の経過観察がありました。


マンモ

エコー

肺のレントゲン

血液検査


以上全てクリア。


ただ、画像に映らない微小転移については、こればかりはわからないので、ホンモン治療は残り3年継続。


の、筈でした。



ところが、昨年わかった、治験の結果。

『ポジティブ試験』の途中結果が出たのを知りました。


『乳がん術後のホルモン治療を2年間休薬し、妊娠、出産をした場合、ホルモン治療を継続した場合と比較して、5年生存率に差異がなかった』


というもの。


私は乳がん治療中、それまでに採取した凍結胚はそのまま夫にも黙って保存していました。


当時はとてもすぐに廃棄できませんでしたので。


そして、ポジティブ試験の結果をみて、

これはやってもいいと言うことなのかと思いました。


そして夫に打ち明けました。

じつは卵を残してあるので、やってみようかと思うと。

夫は、なんとなく嬉しそうで、いいんじゃない?と言いました。


しかし乳腺の主治医からは非常に渋られました。

私も先生のおっしゃることは本当によくわかります。私のがんはher2陽性で、大きく見つかりましたので。


ただ、2回、移植するだけです。


そうしたらすぐまたホルモン治療再開します、と粘りましたら、PETct検査をしてから、という話しになりました。


その結果がでたのが6月29日。


その日から、タモキシフェンを休薬。

PETでの異常はなしでした。


リウマチ薬も、妊娠中に使えないので、


使えるものに変更するため、『リウマチ・膠原病科母性外来』に移り、薬の調整(妊娠した場合に赤ちゃんに影響しない薬に変える必要があるので)が、先々週から始まりました。


リウマチはそれまで寛解状態だったのですが、薬が変わったとたん、痛みの症状がでてきてしまっています。


今週またその様子を見て、お薬の種類や量を調整してもらいます。


というわけで、8月現在、病気の前に凍結してあった2回分の胚移植にむけて、準備中です。


タモキシフェンは3ヶ月で体から抜けるらしいのですが、リウマチの状態も安定させてから、と言うことで、秋以降に移植ができるかどうか、と言うところです。


この秋には、47歳になります。


もう本当に子供に未練はないのですが、

というのも、乳がん治療で体力、精神力もだいぶ落ちて、加えてリウマチに、加齢。


果たして育てられるのか、というところが普通に頭をよぎります。


ただ今は、せっかくつらい治療に耐えて、移植も可能になったのだから、夫婦でがんばった証である卵さんたちをお腹に戻してあげよう。

それだけです。


できなくても幸せを感じられる心もちになれている今だから。