一年に10回風邪をひいて、20年で成人ですって! | shell studio

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かわいい赤ちゃんが生まれて、誰でも願うこと、それは
「すくすく元気に大きくなってね!」
ですよね。

「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい」
一昔前に、こんなキャッチフレーズのハムがあったような気がしますが、
分る方っておられるかしら。

でも、子どもって、「きみたちはそれが仕事か?」というくらい、
体調をくずします。
鼻水だ咳だ下痢だ吐いた吹き出物だ虫歯だ中耳炎だと、
もう全身オンパレードです。

聞いたところによりますと、風邪のウイルスというものはだいたい200種ほどあるそうです。
それぞれ罹患することで免疫を獲得していくのですが、
経験の浅い、つまり小さい赤ちゃんほど、未知のウイルスが多いわけです。

そのため、免疫機能も、新ウイルスが入ってくると、
「わっ! よく分からないから、全力でアタックだ!」
とウイルス撲滅モードを (そんなにがんばる必要がないのにもかかわらず)
全開フルパワーで炸裂させます。

つまり、突然の高熱。
ただの風邪でも、40℃とかをマークしてみせ、
もはや親の肝だめしです。

しかも200種って、
一年間に10回、新しいウイルスに感染するとして、発熱して免疫獲得して…
ってやっていっても20年かかるじゃないですか。
やっと成人するって事かしら。

免疫が一生続くわけではなく何回でもかかる病気もありますので、
(ロタウィルス、アデノウィルス、インフルエンザウイルスなど)
もうね、もぐらたたきみたいなものです。

赤ちゃん時代から2歳いっぱいくらいは、
元気で健康な赤ちゃんでも
鼻水くらいはしょっちゅうたれてます。

お姑さんから
「あら鼻たらしてー」なんてちょっぴり言われちゃっても
「拭いてあげてもらえますー?」
なんてにっこり笑ってかわしちゃいましょう。

あまり神経質になっていると親がつらいですから、
おおらかに対処してあげてください。
暖かくして美味しいもの食べて、ママがそばにいてくれたら大丈夫。
なんだか気になったら、お医者に行けばいいんです。

その合間合間に、水疱瘡だのおたふくだの水いぼだのといった
「一生に一回かかる病気」もご来訪になります。
「はいはい」とお茶でも出して、さっさと帰っていただきたいところですね。

体力も免疫機能もだいぶついてくるのが3歳児、
今度は虫歯やら中耳炎やら皮膚炎やら怪しいものが発覚してきます。
怪我もなかなかに立派なものをしてきます。

砂遊びしたまま目をこするから、結膜炎。
虫刺されをかきこわして、とびひ。
甘いもの食べて歯を磨かないから、虫歯。
野菜食べないから、便秘。
お友だちと仲良くしてたにもかかわらず、突き指。

また通院がはじまると長いんですよね。
待ち時間も、通院期間も。とほほ。

皮膚科・小児科・整形外科とはしごしたお母さん、
「幼稚園に通っているのか医者に通っているのかわからないわ!!」
とぐったり…。同感です。

これで兄弟がいたりすると、カレンダーはもう予約でいっぱいです。

しかし、お母さんは太陽です。
いちいちしょげたり凹んだり、気にしていても始まらない。
ひとつひとつ、小さな峠を越えていれば、いつか大山脈を越える日もきましょう。

これ以上がんばれない、と思ったら、他のことはいろいろと手放して、
荷物を軽く、装備しなおし、そして仕切りなおしです。

子どもと家族だけは大切な命綱、これだけ握り締めていれば
谷底へ落ちることはありません。

よーしわかったなんとかなるさ!
とおおらかに対応して、乗り切りましょう!!