「わたせぬ履歴書」 |  もともと偏屈男の世迷い言

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【2011-10-19(水)②】

 

 とある新聞の最終面の連載読み物、この偏屈男が物心付いた時にはもう既にあったですかねえ。

 

 若い頃のことなんですけどが、東北地方出身の友人がそれを読むのだけを楽しみにして、その新聞を購読してたんですよねえ。

 

 その友人がいつも言っていたタイトル名が、今でも耳から離れないんですよねえ。


 

 執筆者は皆さん著名人というか何かを成し遂げた人というか、所謂功成り名を遂げたというような方々なんですよねえ。

 

 そのような方が、ご自分の経歴に沿って人生の来し方を回想するという趣旨の読み物なんですよねえ。

 

 ご自分で原稿を書かれる方が殆んどでしょうが、中にはまだまだお忙しくてらっしゃる方なので、口述筆記や代筆者をご利用になられる方もいらっしゃるんでしょうかねえ。

 

 渡された履歴書を基にして、別の何方かが執筆をお引き受けになるということもあるんでしょうかねえ。

 

 そんな時には、タイトル名も何かしら「わたせる履歴書」って読めないことも失いですかねえ。

 

 「わたせる履歴書」には嘘とか出鱈目な経歴は混じって失いんでしょうけどが、仮に丸っ切り嘘八百の履歴書だとしても、そこそこ読める回想記に仕立てて呉れるもんなんでしょうかねえ。


 

 或る時に、物は試しにと嘘と出鱈目だらけの自分の履歴書を作ってみたことがあったんですよねえ。

 

 本当なのは「氏名・生年月日・性別・資格」だけの履歴書なんですけどがねえ。

 

 この偏屈男功ならず名も遂げられなかったので、それを渡して誰かに代筆をお願いするということは失かったんですねえ。

 

 先日古いものを整理していたら、偶々二十何年か振りに出てきたんですよねえ、今となっては誰にも「わたせぬ履歴書」が。

 

 どっか別の新聞社が「わたせぬ履歴書」って二番煎じやって呉れても、絶対に執筆依頼はこなかったでしょうねえ。

 

 けどがねえ「わたせぬ履歴書」で、実際に2回くらいは職に就けたこともあったんですよねえ。