竹取りの翁 |  もともと偏屈男の世迷い言

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【2011-08-16(火)①】

 

 竹挽き鋸というのがあるんですよねえ、木を切るやつより鋸刃が細かくて裏打ちしてあるやつなんですよねえ。

 

 普通の鋸の形したのと弓形の弦刃式のとあって、弦刃式のは京都に有名なお店があったような気がしますけどが。

 

 竹は木と比べて繊維がきつくて固いんですよねえ、春に生えてひと夏越すくらい迄は水分も豊富で柔らかいんですけどが、秋を過ぎ冬を越し1年経つと段々と固くなってくるんですよねえ。

 

 木を切る鋸で竹を切ろうとすると中々刃が進んでいかないのは勿論なんですけどが、その鋸はもう木を切るのも駄目なくらい刃がやられちゃうんですよねえ。

 

 真竹ならまだしも、孟宗の太いのなんかに木挽き鋸を使おうものなら大変なことになっちゃうんですよねえ。


 

 鉈も竹専用の竹鉈っていうのがあるんですよねえ、どちらかというと細身で刃が薄いって感じですかねえ。

 

 よく竹を割ったような性格とか気っ風とかって言いますけどが、あれは竹を上下間違わず上から縦に割るからスパーンと割れるんですよねえ。

 

 繊維がきつくて固い竹は横から鉈の刃なんか入らないんですよねえ、竹は折ろうとしても良くて裂けるだけで綺麗に折ることってできないんですよねえ。

 

 鉈で竹を倒すのって相当難しいと思うんですよねえ。


 

 竹取りの翁はどうやって竹を取っていたんでしょうかねえ、鉈じゃ絶対に難しいんですよねえ、竹挽き鋸かさもなくば日本刀のような切れ味鋭どいものを使って根元をスパっと切っていたんでしょうかねえ。

 

 よく日本刀の試し切りに竹を使うのは、竹をスパっと切れないような鈍くらじゃあ人は切れないっていう知恵だったんでしょうからねえ。


 

 しょっちゅう山に竹を取りに行ってそしてその竹で色々なものを作っている人は、竹取りの翁はどうやっていたのかなあなんて詰まらないことを思ってみたりするんでしょうかねえ。