【2011-07-13(水)①】
凄っごく純粋な後輩がいた時があったんですよねえ。
「僕の廻りには悪い人なんていないもん、皆んないい人だもん」って本気で言ってたんですよねえ。
真面目に仕事をして、ちゃんと笠置さんにも一目置くことができるような人だったんですよねえ。
それでいて、三ばか大将の一角を占める素質があるような人だったんですよねえ。
今「さんばかたいしょう」を変換したら「サンバ化大将」ってなったんですけどが、まっいいか。
ちょっとヤフーのホームページに行って「さんばかたいしょう」を検索して来ますから待ってて下さいね。
変換は変わりませんでしたけどがちゃんと検索できました、そりゃそうでしょうよ「三ばか大将」と「ちびっこギャング」と「ルーシーショー」は当時の子供達に人気の三大番組だったんですから。
けどが、今着々と「サンバ化」が始まってるんでしょうか、この偏屈男そこら辺疎いんで知らないんですよねえ。
「ウッー、アーッ、タンカタタッタ、タンカタタッタ、ウーッーッゥウーッアッーー」なんて時代になって行くんでしょうかねえ、んっリズム違ってましたかねえ。
この偏屈男が飲み歩いてた時代はまだカラオケ失かったんですよねえ、安いとこは歌集とメトロノームだけの店だったり、テープがリズムだけ刻んで呉れてアカペラで歌うなんてのはちょっといい店で、メロディー伴奏付きで歌えるなんてのはピアノが置いてある高い店しかなかったんですよねえ。
今改めて思うんですけどが「メトロノーム」ですよ、「メトロノーム」で歌ってたんですよ、何て言ったらいいのか、皆んな実直だったんですかねえ。
話を元に戻して、そのピアノを弾いて呉れるのは、大体が音大でピアノ専攻して昼間は子供向けの教室を主宰してて、夜はバーやクラブで酔客の歌の伴奏をして呉れる先生って方だったんですよねえ。
先生は一時間毎にお店を掛け持ちしてて一晩で2,3軒をローテーションで廻ってたんですよねえ。
或るお店に女の先生できりっとした先生がいらっしゃったんですよねえ、年の頃は同年代の方だったんですけどが、その方に件んの青年惚れちゃったんですよねえ。
ハシゴするお店がその先生がピアノ弾く順番なんですよねえ、追っかけって言うんでしょうかねえ今だと、1軒で飲んでれば次に又先生戻ってくるんですけどがねえ1時間か2時間すれば。
何か余分なお店に足運んじゃったなあって思うんですけどが、そこは男の付き合いてえもんでお伴せざるを得ないんですよねえ。
演奏最後のお店で先生に一杯飲んで貰って、お開きの後食事に誘って付き合って貰うってのが定番のコースだったんですよねえ、真面目な話で終始して夜の馬鹿さ加減と若さのいいとこお互いが確認できてたような気がしてたんでしょうかねえ。
「早乙さん、今度クラビノーバ始めることにしました」
「んっ、それって何だよ」
「ピアノみたいなんです、でも色んな楽器の音出るんです」
「どこで習うの」
「買ったんで家に教えに来て呉れるんです、先生が」
凄っごいなあって思ったの、間違っているんでしょうかねえ。