【2011-05-08(月)②】
人間対人間は鏡だとか、相手は鏡に写ったもう一人の自分だとか、対人関係を鏡に例えたりすることってよくされるんだよねえ、今頃気付いて遅いんだけど、僕はそれを同じだよっていう意味で言ってるのかと思ってたんだよねえ、つい最近迄。
確かに、じーっとしてれば鏡の中の自分もじーっとしてるから、あっ同んなしだと単純にそう思っていたんだよねえ、だから自分も相手も同んなしで、自分がこう考えれば相手も同じくこう考える、自分がああすれば相手も同じくああする程度にしか思っていなかったんだよなあ。
最近漸く、鏡の前でじーっとしてるのやめて動いてみたら、初めて分っちゃったんだよなあ、自分が右手動かしたら、鏡の中の自分左手動かしてんだよねえ、それどころか、この額の天下憚りのみみず傷右側なのに、鏡の中の偏屈男左っ側にあるんだよねえ。
これはつまり、鏡と同じようにじーっとしてれば自分も相手も一見同んなし、けど、実はぎっちょ同士で、おまけに動いたとでもなりゃあ、丸っ切り正反対なことするんだよってことだったんだよねえ、今迄生きてきて今が一番ふしあわせです、こんなこと分っちゃって。
今迄対人関係失敗してきたのも、人に嫌われてきたのも、友達できなかったのも、女性に余んまりモテなかったのも、これが原因だったんだよなあ、人間対人間は対すればそっからもうまるで真逆で、こう言えばああ言う、こうすればああするってな関係だったんだよなあ、それをお人好しにも同んなしだなんて。
向かい合ったお相手は違ってたんだよなあ、とするってえと並びゃあいいってことなのかなあ、それも縦じゃなくて横並びに、同じ方向に向かって並ぶなら整合性はあるわなあ確かに、そっかあ、同んなし方見てる相手と横並びになれば、いい人間関係築けるんだよねえ。
でもなあ、こっちが右手動かして、相手もそうしてるか確認するのには、横目で見るか少し後ろにずれなくちゃ駄目なんだよなあ、それよりもっと重大なのはあっちの方、後ろからはいいけれど横並びじゃなんとも。