当社は先代の頃から自社工場で専属の職人さんが主として

ヤコウ貝、メキシコ貝、白蝶貝、黒蝶貝を貿易商社に輸入

してもらいアクセサリーを制作しデパート及び問屋さん卸

をしてまいりました。

メキシコ貝はフロリダ半島、白蝶貝はオーストラリア、

黒蝶貝はタヒチ産でした。

ヤコウ貝に限っては沖縄からでした。

一昔前には沖縄産のヤコウ貝が韓国に買い占められて

インドネシア産を仕入れて大損をしました。

貝殻は大きくても虫食いだらけで使い物にならない品で

した。

 

コロナで2年余り沖縄にも行っていません。

上のヤコウは数年前に石垣島の取引先にお願いして送って

貰った物です。950gの物です。

750g~1.2kgの物を40個余り送っていただきました。

いずれも虫食いのないきれいな貝です。

1kg以上になると虫食いが気になりますが皆無です。

一部を上の様に磨かせた品です。700gです。

大きさにもよりますが200~250gくらい軽くなります。

近年は奄美諸島でも採取されています。

 

職人さんが生前にカットしてくれたヤコウ貝、白蝶貝、

メキシコ貝、黒蝶貝などのパーツは販売せずに40年近く

保管しています。

しかし年も年です。ある程度は利用される方に分けてもと

考えています。

当社の貝パーツは金具枠に嵌めるために作られています

のでほとんどは中央が高くなったドーム型(背盛り)に

削られれています。

ヤコウ貝(Green Snail)6mmです。

ミドリとピンクが混じったヤコウ貝の美しさが判って

頂けるのではないでしょうか。

同じヤコウ貝6mmですが3,000個余りです。9,700個と

8mmサイズは1,000個余りです。

10mmは2,500個余りです。

メキシコ貝5mmは9,700個とクジャク模様が1,500個余り

です。

メキシコ貝はフロリダ半島の缶詰工場からの仕入れです。

10mmサイズです。

サイズは丸が5mm、6mm、8mm、10mm、12mm、

13mm、14mm、15mm、18mm、20mm、25mm,

27mm、30mmが主だった大きさです。

四角は6mm、8mm、10mm、15mm、20mm、25mm,

ダエンは4x6mm、6x8mm、10x14mm、13x18mm,

20x30mm,30x40mmくらいです。

上左からヤコウ貝10x14mm、メキシコ13x18mm、

ヤコウ貝24x30mmと33x42mm、下左はメキシコ33x42

mmダエン、10㎜角、27mm、35mm丸です。

上のメキシコ貝13x18mmは2枚貼り合せてカボションに

なっています。

時間を見てダエン、四角なども各サイズの在庫を調べて

みます。

帯留め用に作られたものでは3枚貼り合せの物も作られ

ました。19x25mmのカボションです。

しかもすべてがクジャクアワビの1級品が使われています。

今更ながら当社の職人さんのすごさが認識されます。

上の写真は左がメキシコ貝、右がニュージーランド産の

パウアシェルです。

メキシコ貝が20x16,5cm,パウアシェルが16,5x13,5cm

です。

20cmのメキシコ貝は潰すのがもったいなくてそのまま磨き

あげたものです。

実物をお見せ出来なくて残念ですが迫力があります。

一般的にはメキシコ貝が15cm前後、パウアシェルが11~

13cmくらいです。

貝の内側からの写真です。

メキシコ貝の外側からの表面を拡大した写真です。

多くの方にとって外側からの写真は珍しいのではないで

しょうか。

内側からのメキシコ貝せす。大体目にするのは内側からの

写真です。

全てのメキシコ貝は中央にこの様なクジャク模様が

あります。しかし外側にクジャク模様があるとは限り

せん。

メキシコ貝は別名クジャクアワビと呼ばれる所以です。

パウアシェルの外側です。

更に内側の写真です。

メキシコ貝と違って中央の部分は利用に値しません。

外側の部分は色鮮やかです。別名ヘリトリアワビと

呼ばれる所以です。

上の彫り物は全て日本製です。

白蝶貝菊彫が58mm,黒蝶貝が66mmのサイズです。

いづれも日本製で白蝶貝はオーストラリア産、黒蝶貝は

タヒチ産です。

オーストラリア産の白蝶貝は東南アジア(主としてフィリ

ピン、インドネシア産)の貝と違いやや小ぶりですが肉が

厚く、純白です。東南アジア産はゴールドリップ(黄蝶貝)

と呼ばれています。

 

戦前は和歌山県人がオーストラリアの木曜島に渡り白蝶貝

(いはゆるMOTHER OF PEARL=MOP)から南洋真珠

の採取に、戦後は沖縄の海人が携わったわけです。

いづれも日本で1個1個手彫りで彫られたもので違いが

見て取れます。

これも在庫が20個を切りました。

上のカメオは30x40mmサイズ下の2つは黒蝶貝と

ヤコウ貝に彫られています。

私が従事する以前、50年前まで当社で販売していたカメオ

です。

上の2つは当社の取引先が扱っていたカメオです。

どうしてもこのカメオを扱いたくて以後、当社の品を10%

引きにするからと責任者に頼み職人さんを教えてもらった

品です。

すぐに関西に飛び、職人さんに会いますと彼も当社の事を

知っていて快く取引を¥に応じてくれました。

当時は全て手彫り作業ですので全ての彫が微妙に違って

います。

むろんこのデザインに限らず色々の品をお願いいたしました。

これが前述の50年前のカメオですが上部は黒蝶貝、中央は

ヤコウ貝に彫られています。

現時点で見ますとこれもそれなりの味があるように

思えます。

台湾のオーさんの品です。

作っているところを見せてもらいましたが現物大の鋳型を

作り、それに沿って針を動かすと一方の貝に切り込みが

されますので同じものが量産出来ていました。

上はやはり台湾のコーさんから仕入れたものです。

これも同様に超音波を利用して作られたもの

だと教えてもらいました。

いずれも20年以上前の品です。

 

最近は3Dプリンターと耳にしますが応用できるのでは

ないでしょうか。

イタリアから輸入したカメオです。大きいので33x45mm

の大きさです。

材料はマンゴウ貝です。50年近く前の品です。

この大きさのものは台付きで輸入しました。

マンボウ貝はアールがきつく反っていますので台は1個1個

手作りでした。

当時、ファーストクラスは熟練工の品ですが、今ではどうで

しょうか。超音波作りではないでしょうか。

 

当社のコード表では1~999は貝パーツの番号ですが

1000~1999はウッドパーツ、2000~2999は水牛、3000

番代はガラス、4000番代はウミヘビ、5000番代はボタン

ですが貝パーツは6000番代になり6600番代までになって

います。

当社のみの品ではなくて他国から直接輸入したものが多い

ですが後は長年貝に携わったおかげでいろいろな方から

アイデアを頂きました。