セブ島の白砂を染めて固めて作ったパーツです。

現地ではサンドアートと呼んでいます。

写真のようにハート型と魚の型の2型を組み紐付きのペンダント

で輸入しましたが箱の上の方に置かれた魚のみシェルワールド

に出され、ハート型が残っています。

遅まきながら完成品とパーツで売りに出します。

20年以上前、新しい取引先でしたがこれ以外にもバレッタなど

私の取引先にない感覚の品があり仕入れました。

タカセ貝タンザクのネックレスが出てきました。

中には三越デパートの値札がついています。

50年近く前まで日本橋の本店、新宿店のアクセサリー売り場で

販売を展開していましたのでその時の名残りです。

私が来る前は銀座店、池袋店でも展開していたようです。

 

1本にタンザク状の貝が13個ついて800円です。

現在の価格に換算しますと2000円位の売値でしょうか。

現在ではとてもこの価格では売れないと思います。

これは日本製ですが9ピンを曲げて丸カンで繋ぐ作業を考え

ますと現在では原価は300円以上にはなります。

先日も銀座松屋の値札が付いた品が出てきましたがここは私が

開拓した店で思い出があります。40数年前、プカシェルの販売を

しましたら開店から40分間で90万円の売り上げでした。

 

三越の値札が付いているのは11本のみですが、全部で130本

余りです。

11本は金具が劣化していますので完成品での販売は無理です。

取りあえず解体してパーツ売りをします。

色合いはむしろヤコウ貝に近い色です。

取りあえず10数本解体しました。

タンザクの大きさは約7x20mmです。

白蝶貝、黒蝶貝が出てきました。白蝶貝は全て磨いてあります。

中央の白蝶貝で20cmあります。

丸皿の大きいので15cmです。

包んである古新聞の日付は1996年です。

これより5~6年程前、ミスターナンは自分の島で日本の真珠屋

さんと共同で白蝶貝の母貝による真珠の養殖を始め順調に真珠

が成長していましたが赤潮?被害で全滅の被害に遭いました。

その当時の母貝10~15cm位のものを買いました。

右の黒蝶貝で22cmです。

黒蝶貝の磨きで22cmは大きい部類ではないでしょうか。

私が家に置いてある未磨きの貝は磨けばこれより小さくなると

思います。

ミニギャラリーに飾っておきたい貝ですがシェルワールドに出し

ます。我が家が貝殻で埋まってしまいそうです。

左の貝は17cmです。

白、黒蝶貝はサイズ別に貝の顔である色合い、厚さなど見て

独断で価格を付けました。

貝殻販売は私の本業ではありません。

師の中安氏を貝の業者に案内する都度、興味本位で仕入れた

ものです。利益は度外視しています。

別箱からペンシェル(タイラギ貝)、マベ貝の磨きも出てきました。

大きさは16,5㎝~17cmです。大きい部類です。

ペンシェルです。15x23cmあります。

これは売るためではなく、45年ほど前にフィリピンで最初に仕入

れたのがペンシェルヒーシー2~3mmです。

ヒーシーの説明用にママさんから10枚ほど分けてもらいました。

今でも5~6枚残っています。

 

24~5年前は原貝と共に風鈴、シャンデリア、ココナッツの物入

れなど物産を船便のコンテナで輸入、アクセサリーなどの航空便

での輸入が一番盛んな時だったと思います。

 

私も若く、横浜から4トントラックで朝6時に届けてもらい、

その日の午後には運送会社の専用2トントラックで集荷を

してもらいました。

時にはセブから釜山経由で直接5トンコンテナを沖縄にも着け

ました。

 

航空便は月に最低1回はありましたが船便は年に4回ほどで

した。エバレット社が船賃を半額の750ドルにしてくれたのが

懐かしいです。

そんなエバレット社ですが30数年前、船が給油のため

ダバオ沖で停泊中に私のコンテナの商品が盗難に遭い

弁償させたのも思い出です。

イヤリングを解体したものです。

上の左から30mmのイケチョウ貝に18mmのパウアシェルを

重ねたもの、やはり同じイケチョウ貝に2重丸の彫を入れ墨入れを

したものです。

下の左は三角の赤サンゴ(イソバナ)にマガキ貝のスライス丸を

埋め込んだもの、隣は赤サンゴを扇型にカットしたものです。

バリ島の品ですが残り少なくもあり、付いている丸カンが鉄製です。

上のように解体してパーツ売りをします。

朝起きて朝食前にネックレスを作っています。

せいぜい1日に3~5本です。

 

いよいよワクチン接種が始まりましたが高齢者には4月以降です。

今年もコロナ禍の1年でSCRAP & BUILDで我慢の年になるで

しょう。

何時まで我慢が出来るか不安です。

このストラップも解体です。

白い紐も日本から持参した上質のものですがウッドの結び目が

少し黄ばんでいます。

完全に乾燥していないウッドでストラップを作ったのでしょうか。

テールは形もよく出来ています。

相変わらずメジロがミカンの催促です。

残り少ないですがメジロ用に残してあります。

ミカンはすでにしなびています。

いつも2羽で来て1羽が食べている間はサルスベリの木かボケの

木に止まり外敵からの見張りをしていますが2羽同時に金網の

中は珍しいです。

 

先日、NHKで小笠原母島の自然が映し出されてメグロが出て

いました。

父島の古い取引先のY氏からメグロの木彫品を作るよう頼まれた

ことを思い出しました。

氏は高齢のため廃業されています。