今度は白ヒーシーにメノー、アベンチュリン、アメジストのブレスが

出てきました。これも解体です。

 

余った糊で貝を金具に貼っています。

上は27mmのヤコウ貝を染めて花を彫ったものです。

 

これはウッドとパウアシェルを組み合わせた鳥ですが1個不良品

で残っていました。修理し、昔の品ながら良くできていると感心

しています。

 

9月です。フィリピン行きです。

羽田のキャセイのラウンジで水割りと適当にと、つまみを注文

しました。水割り2杯。

香港のセブ行きのゲートは8番。

このゲートを利用するのは初めてです。

近くのキャセイのラウンジにはウイスキーはなくアルコールは

ビールとワインのみです。

下の写真のつまみで白ワイン2杯。

無事、セブ着。

TM氏に来島の電話。

翌朝はいつもの朝食。

今回はロールパンかスライスにハムもしくはロンガニザ、卵も

スクランブルか目玉焼き。

減量のためガーリックライスは控える。

 

午後、貝の職人来。

2400個と600ペアです。

白蝶とペンシェルのカモメ、ペンギンは各100ペア、パイン(M)

50個。

エンジェルフィシュは100ペア。

30年来の職人が体調を崩し永らく欠品になっていましたので、

望外の喜びです。

ただし、持参は第3の職人ですが第4の職人の作です。

当然、第3の職人にコミションが加わっていますので価格が高く

なりましたが止むをえません。

 

上の品は穴あけを失敗したりしたものを溜めておいて修理して

もらいました。

すべて30年来の職人の作です。

とにかくマルチな腕と抜群のセンスを持った職人でした。

 

上のパーツは今回作ってもらったサンプルです。

白蝶、黒蝶のシズクの中抜きで無数の彫の入ったものと下段の

白蝶、黒蝶、マベのシズク中抜きは現在の職人の方が技術的

には高いです。

当然、それぞれ発注しました。

ヤコウ貝の小さい物がありましたので上のドーナツを作らし

ました。

当社の職人の生前も小さなヤコウ貝が入荷した時には

このような丸とかダエンの皮つきを作らしたものです。

上の左は30x40mm、後はすべて20x30mmダエンです。

下の右2個のように裏にはメキシコ貝が貼られています。

まだ20枚くらい残っています。

第3の職人にサンプルを持参して作らして見ました。

品質は遜色ありません。白蝶の在庫がありませんでしたので

発注しました。

 

白蝶貝の半磨きの貝が残っていましたので持参して磨いて

もらいました。下の写真のようにペアになったものです。

大きさは一番大きいところで22cmあります。

表側は右の貝で右端の下と中央に、左は左上に虫食いが

あります。

 

ヤコウ貝、タカセ貝、パウアシェルも磨き終わったものが

かなり溜まっていますが、今回は上の品をアクッセサリーパーツ

と共に航空便に乗せるように頼みました。

 

マドガイの内側の写真です。

大きさは13cm余りです。

同じマドガイの外側の写真です。

昔、セブの保存古民家で木枠の窓に5cm四方のマド貝が

碁盤目の枠に嵌められているのを見ました。

古くは中国でも窓として使われていたようです。

 

セブで2泊した後、直行便で台北行きでした。

サンゴを仕入れたく行きましたが高くて不可でした。

結局、貝のパーツを仕入れました。

お父さんの時代からの取引ですが、30年余りご無沙汰でした。

タカセの星のくりぬき、2本ヤシのパーツを5,000個余り

すべて買いました。

売り切るには数年掛かると思いますが現在の台湾では作られて

いませんので思い切りでした。

購入の際にはわが身の余命などを考えていません。

ただただ、商品価値に惚れているだけです。

それ故に在庫が増えるばかしです。

 

夕刻、ホテルに中国商品のパイン、鳥、ツノの商品を頼んでいた

取引先が持参してくれ2本ヤシなどと一緒に発送を依頼。

 

台湾には1年8ケ月ぶりです。

近年の夜はコンビニでサントリーのチュウハイ2杯に

海鮮手巻き寿司で食事は充分です。

 

取引先が私の欣葉餐廰好きを知っていて30年振りだからと

云って招待してくれました。

 

私は何時もしらすとしじみの味噌煮、卵と干し大根、やさいの

炒め物ですのでこれで充分だと言いますが、彼は安い物

ばかしだと、からすみにエビの甘辛炒めを注文します。

からすみです。大根スライスに挟んで食べますが、

今一つからすみのもちもち感がありません。

チリ産か、どこか中南米産の輸入品ではないでしょうか。

エビの炒め物は甘かったです。

ピリ辛を頼むべきでした。

 

上が私が注文する卵と干し大根のお好み焼き風です。

むろんしらすとしじみの味噌煮、空心菜も注文してくれました。

たぶん3年振りくらいの来店と思います。

マネジャーも店長も覚えてくれていて”好久不見””お久しぶり”と

の挨拶でした。

たぶんあの”酒鬼”は死んだのではないかと思っていたかも

知れません。

紹興酒を2本開けたところでもう良いと云いますが更に2本注文

していました。

さすがに2人での飲酒は3本と1/3位でした。

 

台北に1泊して翌朝、セブにとんぼ帰りです。

今回、湾ではリュウグウオキナエビス貝も見ました。

底辺が13.8cmと大きい部類ではないかともいます。

かってこの貝は大英博物館に死に貝が1ケあり、すでに絶滅して

いると云われた貝です。

50年くらい前に台湾の漁師の網に掛かり私の知り合いが幻の

リュウグウオキナエビス貝ではないかと思い持ち帰り貝類学会に

調べてもらうとまさしくこの貝でした。

当時、鳥羽水族館がその貝を360万円で買い、新聞沙汰になり

ました。

彼は漁師から数千円で買ったとも聞きましたが。

 

その後、沖縄の伊江島の漁師さんの網にやはりこの貝が掛かり

本部の水族館で飼育されていて非公開でしたが館長が特別に

許可してくれ生きた貝を見ることができました。

この貝も当時、東京から80万円で買いに来たそうです。

 

TM氏に帰島を電話しますと今夜の食事に招待してくれました。

バーボンのジャックダニエルです。

白身魚のフライです。美味です。

シュリンプシニガン、エビと卵の炒め物です。

好物です。

料理名はチョッポイスープだったでしょうか。

ハンバーグステーキです。これは余分です。

お医者さんに立派なお腹ですねと褒められ節制していましたが

すべて台無しです。

リバウンドが心配です。

 

翌朝は取引先が朝の礼拝を終えて友達をつれてホテルに来、

3人で朝食。むろん支払いは私。

 

さらにその日はミセスポーリンとの昼食を約束していました。

ポーリンとはミセスポンセの敏腕マネージャーでした。

歳で足が悪く、付き添いが2人来ます。

前回はMSスーパーの日本食レストラン”呑ん気”したが今回は

本店の”呑ん気”に招待しました。

ポーリンは歳ですのであまり食べませんが2人の若い付き添い

はこの時ぞとばかしに注文です。

 

ポーリンには同情すべきところがあり、時々、昼食に同伴したが

もうこれで招待も終わりにします。私も歳です。

 

帰宅後の体重は1.2kg増えていました。

 

セブのラウンジは各航空会社共通のラウンジです、

ウイスキーはあるかと聞きますと、ビールとワインのみです。

白ワインとハムのつまみ。

 

香港での羽田行きの搭乗口は4番ゲートです。

近くのキャセイのラウンジは広いです。

水割りにつまみはチーズとハムにサンドイッチです。

ここには麺コーナーがあります。

4番ゲートが搭乗口だと解っていれば機内食を食べなかった

のですが、残念でした。

 

フィリピン、台湾滞在中に台風が来ないことを願っておりました。

幸い出合わずやれやれと思っていたら台風15号午後9時過ぎに

東京方面に接近と聞きます。

羽田着は9時半頃で台風と重なります。

今夜は香港泊まりと覚悟していましたがどうやら飛びそうです。

機内では帰宅後のチューハイを考えて機内食は取らずワイン

のみを注文。

 

定刻より少し遅れで無事羽田着。

京急で横浜に着くが東海道線は運休。

横須賀線で大船。急いでタクシー乗り場に行くが長蛇の列で

諦め、11時50分発のモノレール最終便で片瀬江の島着。

すでに午前零時を回っていました。

どこかコンビニを探しビニール傘を買い、そこでチューハイを

呑みながらタクシーを待つ予定でしたが幸運にもタクシーを

拾えて帰宅できましたが、チューハイなど呑んでのんびりして

いましたら帰宅できたかどうか。

 

帰宅後、チューハイを飲んでいると風雨は激しくなってきました。

すでに横浜駅でも横須賀線のホームは風雨で線路際には

立っておれませんでした。

台風後の東南角の有様です。

プルメリアの枝が1本折れ、鉢がご覧のように倒れていました。

3本の枝がこの前1本折れて、残るは1本のみです。

 

タカセパイン2,000個、ツノ1,000個、鳥450ペアは中国製で一緒に

発送を依頼しましたEMS便が9日届きました。

タカセのかもめ500ペアも追加で買いました。

 

 

パイン、2本ヤシ、かもめ、鳥のパーツの安全性を心配して

いましたが、完ぺきな梱包でした。

ここでも台湾とフィリピンの違いを痛感しました。

 

左の小さいヤシは以前、高雄から仕入れたもの、右の大きい

ヤシは今回仕入れたものです。

2型とも同じ高雄で作られたもののはずです。

右下のヤシの葉の左下が破損しています。

気がつきませんでした。

カモメの羽の部分が破損したものも見られます。

これは輸送中に破損したのではなく、すでに破損していたものと

思います。