嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え/岸見 一郎 古賀 史健 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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著者 : 岸見一郎
ダイヤモンド社
発売日 : 2013-12-13










【出会い】
TSUTAYA音更店で出会いました。


【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る勇気の対話篇】

世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。

本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。


人間関係に悩んでいるあなたへ。

【響いた抜粋と学び】
著者の岸見さんは哲学者です。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などで多くの“青年”のカウンセリングを行います。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問です(執筆当時)。

古賀さんはフリーランスライターです。書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションで数多くのベストセラーを手掛けます。インタビュー原稿にも定評があります(執筆当時) 。


話題の書籍でアマゾンランキングも今日現在で一桁! 内容としてはアドラー哲学を知る哲人と悩みを解決したい青年の対談方式。


僕からは、とにかく介護業界で働いているんだったら読んどけ! って勧めておきたい一冊です。



人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいます、あなたが見ている世界は、わたしが見ている世界とは違うし、およそ誰とも共有しえない世界でしょう。

われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している、人生とは誰かにあたえられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです。

あなたは人生のどこかの段階で、「不幸であること」を選ばれた、それは、あなたが不幸な境遇に生まれたからでも、不幸な状況に陥ったからでもありません、「不幸であること」がご自身にとっての「善」だと判断した、ということなのです。

短所ばかり目についてしまうのでは、あなたが「自分を好きにならないでおこう」と、決心しているからです、自分を好きにならないという目的を達成するために、長所を見ないで短所だけに注目している、まずはその点を理解してください。

本書を読み始めて衝撃を受けました。嫌なことがあるから人は怒ったり、悲しんだり、すると思ってました。アドラーの理屈では、怒ったり、悲しんだりしたい、その目的を果たすために嫌なことがある、という解釈なんですね。

境界性パーソナリティ障害―患者・家族を支えた実例集/林 公一
仮面ひきこもり あなたのまわりにもいる「第2のひきこもり」 /服部 雄一

これらの書籍の意味が僕はわかった気がします。

本書ではひきこもりが例に挙げられていました。引きこもることで社会交流をなくす、結果として対人交流を遮断し自分が傷つかないようになる、というのが目的だ、ということが書かれており、なるほど! と思ってました。

不安だから外に出られない、のではなくて、外に出ないという目的を達成するために”不安”を作り出しているという解釈です。

深い、深すぎる!

われわれを苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」なのだと? 

自分がいかに不幸で、いかに苦しんでいるかを訴えることによって、周囲の人々――たとえば家族や友人――を心配させ、その言動を束縛し、支配しようとしている。

われわれが他者をほめたり叱ったりするのは「アメを使うか、ムチを使うか」の違いでしかなく、背後にある目的は操作です、アドラー心理学が賞罰教育を強く否定しているのは、それが子どもを操作するためだからなのです。

自己受容とは、仮にできないのだとしたら、その「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいくことです、自らに嘘をつくものではありません。

人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです、過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。

二つめのところがなるほど! と思いました。先ほどの例でいうと、ひきこもることで自分に注目を向けるわけです。

赤面症を治したい女の子の事例も書いてました。この場合、赤面症は意図的に作られている、とありました。というのは好きな異性がいてお付き合いをしたいんだけど、きっと自分には無理、だから傷つきたくない、という思いから赤面症が現れているというのです。

赤面症があるから私は告白できない、きっとそれがなければうまくいくんだけど……という可能性の中に逃げ込んでいるわけです。

だから、赤面症を治したい、と相談に来ていても、それは真実ではない、ということになります。

アドラー深いわぁ。

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【編集後記】
本日はゴールデンウィーク中ですが出勤です。せっかくなんで3件モニタリング訪問します。

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著者 : 岸見一郎
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