部下のやる気をひきだす上司のちょっとした言い回し/吉田幸弘 | ブログ

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
昨夜は寝不足で早い時間からぐっすり眠っていたため、再更新で勘弁してください。
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著者 : 吉田幸弘
ダイヤモンド社
発売日 : 2013-09-01









【出会い】
リフレッシュコミニュケーションズ
の吉田幸弘さんから献本の提案をいただきました。前回の部下を育てる「承認力」を身につける本/吉田幸弘 から2冊目の出版です。おめでとうございます。


【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
あなたが、取引上で大きなミスをしてしまったとします。上司に報告したとき、次のように叱責を受けました。あなたは部下として、どちらの言葉に反応しますか。

1.「大変だったな。報告ありがとう。詳しく聞かせてくれないか」
2.「何やっているんだ! なんで、そうなったのか教えてくれよ」

たいていの方は、1を選ぶのではないでしょうか。1は報告をしてきたことをねぎらっているのに対して、2は部下を問い詰める言い方をしていますね。

1と2では、部下の反応は大きく変わります。伝わり方がまるで違っています。でも、実は言っている内容は同じなのです。
このように、同じ内容のことを伝えるにしても、言い方、いわゆる「言い回し」を変えるだけで、部下の受け取り方は大きく変わってしまいます。

うまい「言い回し」ができるようになれば、コミュニケーションも円滑になり、部下のやる気も上がるのです。

相づちの打ち方・聞き方・褒め方・頼み方・励まし方・伝え方・叱り方――シーン別にどんな言い回しをしたらいいか、また困った部下に対しての効果的なひと言を、事例を交えて解説します。単にキーワードを羅列したものではなく、その言い回しによって部下がどうなったのかも紹介し、実際に応用しやすいものにしていきます。



~本書抜粋より~
「言い回し」を相手が納得しやすくすれば、部下もやる気が出て、自発的に動いてくれるのです、そのような、「部下のやる気を引き出すちょっとした言い回し」を、これまでの経験をもとに一冊にまとめました。

部下がやる気を出して、最高のパフォーマンスを発揮する、結果、上司は最高のチームをつくることができる、そんな状況を目指して「ちょっとした言い回し」を学んでみませんか。


「言葉の言い回しは社会を変える」、私は、本気でそう思っています、多くの人が「相手の立場に立った言葉の言い回し」を身につければ、個人が変わり、人間関係が変わり、社会も変わるでしょう。

前回は「承認力」、そして今回は部下のやる気を引き出すちょっとした「言い回し」です。僕たち介護職についてもこの「言い回し」は重要な部分になります。

人間関係を円滑にする「言い回し」を学びましょう。

【気になった抜粋】
「吉田だって新人の頃、ミスを報告するのに勇気が必要だっただろ。それに、上司にいろいろと尻拭いしてもらっただろ」。

プロジェクトを任せているが、弱音を吐いてきた部下に…・・・ 「そうか。どの部分がそのような気持ちにさせているのかな」「最悪を考えたとして、恐れていることは何?」。



【響いた抜粋と学び】
著者の吉田さんはリフレッシュコミュニケーションズ代表で上司向けコーチ、コミュニケーションデザイナー、人材育成コンサルタントです。

外資系専門商社在籍時に「怒ってばかりの不器用なコミュニケーション」で、2度の降格人事を経験しました。その後、コミュニケーションを学び、劇的に営業成績を改善し、再びマネージャーになりました。再昇格後は離職率を10分の1にして、売上も前年比20%増を続け、3年連続MVPに選ばれています。

フェイスブックなどの写真からは想像できないのですが、吉田さん自身の実体験を基に書かれています。
※ あの笑顔から怒りまくっていた時代は想像できないですね。

そして、吉田さん自身挫折を味わい、そこから這い上がっていったので、納得できる内容となっています。

真逆の意見を受け止める相槌……「そんな考え方もあるね」「そうくるか」、たとえ、つまらない意見でも、このような肯定的な相槌を使えば、部下のモチベーションを保つことができます。

なるほどですね。いろんな人と出会う中であなたと考えや意見が合わない方いるかと思います。そのような方との出会うことがやっぱりあると思います。

会話をする中で自分と価値観の合わないこともあるでしょう。そんなときは
「くだらない」
と一喝する前に、
「そんな考え方もあるね」

が効きます。これは相手にはもちろんですが、自分の考えと合わない人の意見を認める自分自身を認めてあげられる魔法の言葉ではないでしょうか。
「そんな考え方もあるね」
の一言を言える方がやっぱり大人ですよね。

不必要に怒るのは意味がありません、「詳しく聞かせてくれるかな」と受け止めて事実確認をする、そのうえで、本人がどう思っているか意見を聞きましょう、それから原因を特定し、叱るという「行動改善の指導」を行えばいいのです。

これは会社よりか子育ての場面で先に感情をぶつけてしまいがちなので気を付けます。叱ることはもちろん必要ありますが、常に叱る、怒るを繰り返せば相手を萎縮させるだけなんですね。すると大切な意見を言ってもらえなくなるんですね。

抜粋にあるように、部下がミスをしたときなど、いきなり怒ることで得られるメリットは上司の腹の虫が早く収まるというだけです。
その後の問題解決にはつながらないのです。

「たとえば、君たちがこの商品を大切な人にプレゼントするとしたら、もっと別の付加価値が欲しいと思わないか?」。

”たとえば”の使い方にしびれました。介護現場でも同じように使われていて、
「”たとえば”自分がこの施設に入所するとなったら?」
「”たとえば”あなたのご両親がここの施設に入居するとなったら?」

という使われ方をします。他人であれば、ま、自分には関係ないし、とどこか他人ごとになってしまいますが、自分や両親、子供などに置き替えるといつも以上に考えることができますね。

脱線したり、長々と続く話を一度止めたいとき……「ちょっと確認したいのですが……」「忘れないうちに思い出しておきたいのですが……」「いちばん困っていることは、何でしたっけ?」「ここまでの話を確認したいのですが……」。

これは介護現場でよくあるケースになります。話していること、質問していることと全然違う話になってしまう方がやっぱりいます。すると、ただ黙って
「うんうん」なんて聴いていると関係ない話で時間ばかりが過ぎてしまいます。そこで以心伝心を期待していては伝わらないわけで、きちんとした言葉にすることが必要です。


悪く紹介することは、社外の人からも「人材を大切にしない会社だ」「そんな未熟な人を担当にするなんて、取引を大切に思っていないんだな」とネガティブな印象を持たれてしまう危険性もあるのです。


お客様の前で部下を悪く言う利点はないのです。子育てでもそうですよね。
「出来の悪い子供で……」
なんて紹介されれば子供だって腹が立ちます。

そもそも上司と部下は、上下関係ではありません、役割が違うだけです、上から目線は上司の勘違いです、せっかくなのですから、年上の部下に戦力になってもらいましょう。

なるほど。介護の仕事でもそうですね。介護職、看護職、相談員、それぞれが役割を持っているだけで、誰がエラい、ということはないですね。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 吉田幸弘
ダイヤモンド社
発売日 : 2013-09-01