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永岡書店
発売日 : 2012-04-16
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【出会い】
GEO帯広イーストモール店で出会いました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
この本では、あなたに「教える技術」を身につけられるようにお教えします、「教える技術」が身につくと、生活や仕事が驚くほど楽しくなること、うけあいです、さあ、始めてみましょう。
【響いた抜粋と学び】
著者の向後さんは早稲田大学人間科学学術院教授。博士(教育学)です。専門は教えることを教える学問であるインストラクショナル・デザイン(教育工学)です。共著に『統計学がわかる』、『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』(技術評論社)、『自己表現力の教室』(情報センター出版局)などがあります(執筆当時)。
本書は教え方の教科書(そこまで堅くはありませんが……)です。介護現場でも新人に教えることはあります。実習生に教えることもあります。子育ての場面や仕事、友人関係、いたるところで教えることはあるはずです。
あなたは、教えたつもりになっていませんか? 厳しいようですが、すべては、学ぶ側の結果にかかっているのです。
どういう状況であれば「教えたつもり」ではなく「教えた」と言えるのでしょうか? それには、相手を見る必要があります、教えた結果、相手が今までできるようになっていたら、「教えた」と言っていいでしょう。
これは介護現場で働いていても、常に感じるところです。新しく入ったスタッフに仕事を教えるときはもちろんのこと、お客様との関わりにおいても同じです。
僕が効果的だな、と思うのは”相手の名前を呼ぶ”ということです。教えるとき、伝えるとき、冒頭に
「〇〇さん、」
と呼び、一呼吸おいてから話し始めるのです。
さらに言えば、教える状況になることを事前に伝えることも効果的です。
「これから△△のことについて伝えようと思います。話し始めて大丈夫ですか?」
と断っておくのです。
高齢者介護の現場でよく聞かれることがあります。
「うちのばあちゃん、最近耳が遠くなった」
よくよくその家庭を見てみると、名前も呼ばず、いきなり本題に入っているんですよ。
「おーい、お茶!!」
みたいな感じですかね。
あなたの召使いとして、常にあなたの言動に注意をしているわけじゃありませんから、名前を呼ぶなりなんなりしないと普通気づきませんって。
・相手の名前を呼ぶ
・本題の前に何について話すかを伝える
この二つのルールを活用しましょう。
ごほうびはモノやコトバだけではない。
この部分を読んだ時に、
「え、そうなんだ……」
って思いました。
褒め言葉は永続的な力を持つのかなって幻想していました。
考えてみれば、当たり前で、報酬についてももらい続ければ、それに慣れてくるわけです。褒め言葉も同じなんですね。
本書ではごほうびとして、たとえば「テレビをみていいよ」
というように、大好きな行動をごほうびにする提案をしていました。なるほど!
相手がわからないのには、理由があるのですから、それは解き方のパターンをまだ獲得していないからです、それを教えるのがあなたの役目です。
ここは現在中学一年生の長男を見ていたら、
「そうそう!」
って思いますね。
勉強しているときなどよく
「わからない」
と言います。でも”何が”わからないのでしょうか?
問題の意味がわからない、文章を読み取れないのか、計算方法を知らないのか、理由は様々です。何がわからないのか、その理由を解明しないといけません。
そのうえで解き方を伝えることですね。
【編集後記】
本日も出勤です。料理教室では肉じゃがを予定しています。お客様と一緒に作ります。
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永岡書店
発売日 : 2012-04-16
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