爆速経営―新生ヤフーの500日/蛯谷 敏 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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著者 : 蛯谷敏
日経BP社
発売日 : 2013-11-07









【出会い】
レビュープラス レビュー専門ブログネットワーク
で当選しました。ありがとうございます。


【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
201X年までに営業利益2倍―。その目標に「高速」を超えた「爆速」で挑む。社長打診は突然だった。一瞬ひるんだ宮坂だったが、巨大組織の舵取りの決意を決めた。高収益だがつまらない会社―。そんなヤフーを変えた若き経営陣の改革の軌跡。

経営者や中間管理職のあなた必見です。大企業病に犯されたヤフーを参考に、あなたの会社の今後のあり方を考えてみましょう。

【響いた抜粋と学び】
著者の蛯谷さんは日経ビジネスDigital編集長。2000年慶應義塾大学総合政策学部卒業、日経BP社入社。入社後は通信業界誌「日経コミュニケーション」の記者として通信業界を担当し、2006年から「日経ビジネス」に所属。2012年9月より現職(執筆当時)。

組織化は社員一人ひとりの当事者意識を奪う、ベンチャー時代は「自分が最後の砦だ」と思って取り組んでいた仕事も、階層化された組織の構成員という自覚が芽生えると、途端に緊張感が緩んでいく、会社が業績を上げ、安定した体質となるほど、その傾向は強くなる、新しい企画を思い付いたとしても、他部署との調整に多大な労力を割かなければならない。

社員が数名のときはひとりひとりが当事者意識を持つことができます。しかし、企業の規模が大きくなることで、ひとりひとりの当事者意識というのは失われます。
※ もし規模が小さいのに当事者意識が低いのであれば、その会社は当然力は小さいでしょうね。

日本に限らずですが、官僚というのも似ていますよね。ひとりひとりは優秀なのに、組織となると身動きできなくなるのです。

結局、マネジメントというのは人に結果を出してもらうことが仕事です、自分ではない人が結果を出せるように、どうサポートするのかが本質的に重要じゃないですか。

組織の上に立つ人ほど優秀で仕事ができる人となるでしょう。あなたもきっとそのひとりだと思います。ただ、あなたが仕事が出来るからといって、一人でできることは限られています。時間は全員24時間と決まっています。そのうちに仕事に費やす時間は決まっているでしょう。
ということは、一人でなんでもかんでもやろうとしても、無理がでてきます。
介護業界でもそれは同じです。
ひとりひとりの協力が必要不可欠です。デイサービスでも基本的に職員の数よりお客様の人数の方が多いのです。ということは各職種が連携して仕事をしていかなければ、全員に目配せしていけないのです。

「ちょっと大げさだけど、人に『生きていてよかった』とか『本当に楽しい』と心の底から言えるような仕事ができる場を提供すること、それが会社の価値だと思っている部分があって、そのためには、社員がやりたいと思える仕事を見つけてあげることが大事だし、そのベクトルと会社の利益のベクトルを合わせることが大切だと思っています。

社員の立場からすると、こういうことを考えてくれる上司がいる、というだけで幸せではないでしょうか?

「結局新しいサービスを生み出すのは人です、投資を考えた場合、銀行にお金を預けてもせいぜい1倍ちょっとにしかならない。だけど、人を資産だと考えると、2倍、もしかしたら3倍に化けるかもしれない。逆に、その育成を間違えれば、やる気を失わせてマイナスになるかもしれないんです」。」

ヒト・モノ・カネ、そのうちに一番投資して成果を出せるのはやはりヒトということです。しかし、それはもしかしたら、まったく逆になる可能性もあります。

自分のやり方が正しいかどうかはやってみないと分からない、だから、何度も挑戦して、何度失敗してもそれを許容し、次に挑戦できる環境をつくっていく、打席に立つ機会を増やして、三振しても、また次の打席に入れるような組織、何度もバットを振り、いつかヒット、あるいはホームランが生まれるようになればいい、「10倍挑戦、5倍失敗、2倍成功だ」。

本書のキーポイントはここではないでしょうか? 挑戦、挑戦。失敗しても、失敗の数が多くてもいい、その先に成功があるんだ、ということですね。やらない理由を考えていくのではなく、どうすればいいのか、を考えていくことですね。


【編集後記】
本日は早朝、「NEXT READING」読書会です。仕事では午前中は事務処理、午後からモニタリング訪問が2件あります。仕事が終わったあとは介護保険審査会の研修があります。一日充実ですね。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 蛯谷敏
日経BP社
発売日 : 2013-11-07