コーチングのとびら/石川 尚子 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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著者 : 石川尚子
Dybooks
発売日 : 2010-02-23









【出会い】
TSUTAYA音更店で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
「コーチング」というコミュニケーションを使って相手の自発性や能力を高め、デキる上司になってみませんか? 

コミュニケーションスキルの一つコーチングを活用してみませんか? 経営者のあなた、中間管理職のあなたが部下と接するときに重宝します。

【響いた抜粋と学び】
著者の石川さんは(株)ゆめかな代表取締役。旧:大阪外国語大学外国語学部(現:大阪大学外国語学部)卒業後、出版社に勤務。企業研修・講演会の企画・運営、教材の開発・制作、研修講師を担当。2002年ビジネスコーチとして独立。経営者、起業家、管理職、営業職へのパーソナル・コーチングを行う傍ら、「コミュニケーションスキルの向上」「夢を叶えるコミュニケーション」「自発的な部下の育成」「子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション」などをテーマにしたコーチング研修、コミュニケーション研修の講師として活動。国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ、文部科学省認可(財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ、NPO生涯学習キャリア・コンサルタント、文部科学省認定秘書検定1級、サービス接遇実務検定1級です(執筆当時)。

部下を育成する時、子どもを育てる時、「ティーチング」は欠かせません、まず、「教える」ということは大切な要素です、しかし、最近「ティーチング」だけではどこか限界があるということに多くの管理職、指導者たちが気づき始めました、どういう限界かというと、「コーチが持っている以上のものは教えられない」という限界です、そして、「コーチが教えた通りに相手ができるとは限らない」という現実があるのです。

相手が「どうしたらいいですか?」と訊いてきたら、コーチは相手に指示を与えるのではなく質問をするのです、「あなたはどうすればいいと思う?」質問されると相手は考えます。

福祉業界でも同じですが、結局のところ、相手の問題……もし仮にここの読者のあなただとして、あなた自身の問題はあなたが解決するしかありません。
私が教える立場だとしても、私の力量以上には教えることができません。しかし、もしコーチングを活用するならばその問題は解決できそうです。

二つ目の抜粋にあるように、質問することです。質問に対して答えを言うと、相手はあなたに答えを求めます。そうすると、相手は何も考えなくなります。となると、それが部下だとすると、上司であるあなたに聴くばっかり、依存して、考えて行動、判断、実践ができません。
いつまでもその状態だと仕事を任せられなくなります。

介護現場では一瞬一瞬が判断、決断、実践となります。その都度上司に聴いているようでは仕事になりませんよね。もちろん、最初のうちは確認が必要ですが、基本を覚えてくれば自分で考えて行動しなければなりません。

コーチングでは、どちらかというと「行動」に焦点をあてます、カウンセリングでは「感情」に焦点をあてます。

ここの他にもIメッセージとYOUメッセージについて、書いていました。大切なのはどっちが正しいのか? とあなたが考えるのではなくて、相手はどちらを求めているのか? 相手はどちらがいいのか判断して、活用していくことです。コーチングにはコーチングの強みがあり、カウンセリングにはカウンセリングの強みがあるのです。

相手の状態によって使い分けることが大事です。

あなたは部下から話しかけられやすい存在なのでしょうか? 「この人に話しを聴いてもらいたい」「この人に相談したい」と思われる存在なのでしょうか? この点がまず、効果的なコーチングの第一歩なのではないかと思うのです。

傾聴……相手の話しを否定せずに最後までじっくり聴く、自分の考えと違うと思っても、途中で口をはさみたくなっても、いったん「受けとめる」(受容)。自分自身で「大事だ!」と気づいたことは、やってみようと思えます、ですからコーチは、まず相手の言いたいことをじっくり聴く中で、相手に「気づき」が起きることを促していきます。

まず大切なことは「質問する」ことではなく、コーチがどこに焦点をあてて、話しを聴いていくかということなのです。


効果的な「承認」をするにはまず一人ひとりの強みを観察することが大切なのです。

この人の中にはもともと無限の可能性と目標を達成する力があるんだ! この人は、もっと大きなことを成し遂げる人だ!


コーチングの原則です。手法もそうですし、あり方もそうです。相手を信じること。これが大原則ですね。どんなに手法を磨いても、相手を信じてなければ何も始まりません。

これは子育てもそうですし、人材育成も同じ。介護現場でも同じです。

【編集後記】
本日、明日と土日出勤です。今週は平日出勤でしたので、仕事がたまっています。少しずつやっていきます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 石川尚子
Dybooks
発売日 : 2010-02-23