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小学館
発売日 : 2010-11-12
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【出会い】
帯広図書館のビジネス支援コーナーで出会いました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
今井彰の「贈る言葉」は、ステレオタイプな助言や耳に心地よい処世訓ではありません、仕事の場を知り尽くした経験から発せられる、リアルで真の力を秘めた「言葉」です、本書によって、あなたの仕事人生は、今までとは違った輝きを放つことでしょう。
サラリーマン生活をしているあなたに、組織の中で働くことに息が詰まる思いをしているあなたに。
【響いた抜粋と学び】
著者の今井さんは元NHKエグゼクティブプロデューサー。NHKスペシャル『タイス少佐の証言~湾岸戦争45日間の記録~』で文化庁芸術作品賞、『埋もれたエイズ報告』では日本ジャーナリスト会議本賞を受賞します。ザ・ヒットメーカー賞、ギャラクシー賞など受賞多数。チーフプロデューサーとして2000年3月に放送開始の『プロジェクトX~挑戦者たち~』は社会現象にまでなり、菊池寛賞、橋田壽賀子賞、ATP特別賞等を受賞。09年に退局しフリーになっています(執筆当時)。
サラリーマン生活には割り切りが必要である、生活時間の大半を占めるので、仕方のない部分もあるが、職場に友情など求めるのは間違いである、孤独や疎外感を抱いている人は職場にかかるウエイトが何より大きくなっているのではないだろうか?
会社の人間関係の大半は、贅肉と思え、仕事の輪を広げ、大事な人を探してみることだ。
ここはサラリーマン生活の人間関係についてです。2つめの抜粋において、”贅肉”と称しています。あってもいいけれど、なくても平気、ということでしょうね。
そもそも、職場とは何か? 友だちごっこをする場所ではなく、仕事を行うことで会社が掲げる理念や目標を達成するための場所です。
従業員の友人関係を円滑にすることが第一の目標ではありません。
※ 人間関係が大切なことは大前提ですが……。
サラリーマン生活においては、「残念なこと」に言葉をうまく伝えられない人間は大きな不利益を被る、本当に残念なことなのだ。
なるほど。モノづくりなどの職人タイプは伝えることよりかは、どれだけ洗練されたいいモノを作れるかが大切であり、言葉でうまく伝えることは重要視されないように思えますが……現代ではそのような仕事は少ないし、やっている人も少ないですね。
大勢の中にはよく知らない顔もいることになる、知らない顔の大部分は直接的に関係しない人間である場合が多い、当事者性が薄い人たちだ、そうした場合、プレゼンターの提案には無関心になり、意見も出さずに、その場にいる、沈黙の集団は、不安を煽る要素になる。
途中段階の「うけたい」という欲より、話し切ることに重きを置くべきだ、一度、決めた話はその段階でのベストの選択なのだ、それを頑なに信じて押し通すことだと思う。
ここはプレゼンについてです。集まった大勢の中で知り合いの顔を探すことが緊張をほぐす一つの方法と聴いたことがありました。
プレゼン中には目的をしっかりしたほうがいいというのが2つめの抜粋と思います。プレゼンに限らずですが、聴いている人に楽しんでもらいたい、という思いがでてくるかと思います。プレゼンの目的が聴衆を笑わせること、であれば問題ありませんが、おそらくそういうことはないかと思います。
本当に困った部下は歪んだ性を持っている、嘘であれパワハラにしろ、その人間に刷り込まれた本質であり、直すことは難しい、それが他の人々やチームを傷つける事態にまでなれば対処するしかない、方法はひとつである、「情をもって別れること」である。
ここはシビアなことが書いてあるなぁ、と思っていました。人は変われる、と思う一方で、歪んだ性については上司の力で、支援で、修正できない場合があります。そんなときはどうするのか、というと、
「退職してもらう」
ということです。介護現場でもこれは同じかと思います。
サラリーマンの場合、もらえる給料に限界はある、会社が決めた金額の世界の話である、それを押して、金だと喚き叫ぶのであれば、もはや会社生活は無理だろう。
時間というものが一番価値を持つのは実は、あっという間に過ぎることにある、何かに夢中になって時が過ぎてゆく、いつのまにか、一週間が終わる、シーズンが過ぎるのを感じないほど充実して働ければサラリーマンにとって至福である。
最後は給料と時間についてです。サラリーマンの就労形態は基本的に
「自分の時間を会社に売って給料をいただく」
時間売りです。
自分の時間を売ってお金に還元するわけです。そして、誰もが一日24時間という限られた時間なので、時間売りはその24時間のうち〇時間を会社に売るわけです。単価はもちろん、違うでしょうが、そこには限界があるでしょう。
介護の仕事についても同じで、お客様が何名で介護度がどれくらいで、ということで収入は決まってきます。その中で従業員に利益を分配していくわけです。
ある程度は決まってくるわけです。
時間売りにとって至福なのが、2つめの抜粋にあるようにいつのまにか過ぎ去る時間でしょうね。そんなふうに夢中になって働けるようにしたいですね。
【編集後記】
本日は観楓会行事の後、2件認定調査が入っています。喜んで訪問します。
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発売日 : 2010-11-12
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