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潮出版社
発売日 : 2010-04-01
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【出会い】
帯広図書館の野球コーナーで出会いました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
僕が「パニック障害」を乗り越え、昨年のような結果を出すことができるようになったのも、ファイターズの仲間を始めとした、たくさんの方々に支えられてきたおかげです、その感謝の思いとともに、僕自身のこれまでの道のりについて、くわしく紹介していきたいと思います。
僕みたいに、パニック障害を抱えながらプロ野球選手として大監修の前に立ち、ときにはヒットやホームランをかっ飛ばしたりする人間だっているのです、この本がパニック障害に苦しむ人に少しでも勇気や希望を与えられたなら、著者としてこんなにうれしいことはありません。
プロ野球選手の挫折と栄光。今季は復調してきましたが、昨年、一昨年と苦しんできた小谷野選手の想い・経験を読み、辛いのは自分だけじゃない! と奮起しましょう。
【響いた抜粋と学び】
著者の小谷野選手は小学2年から野球を始める。創価高3年次(98年春)に甲子園出場。創価大学野球部でレギュラーとして活躍後、2003年に日本ハムファイターズ入団。06年にパニック障害を発症。病と闘いつつも、09年のシーズンはチームの主力として活躍、チームのリーグ優勝に貢献。同年の日本シリーズでは、全試合ヒットを放つなど攻守にわたる活躍が評価され、優秀選手賞に輝く。09年ゴールデングラブ賞受賞。2010年より背番号5(執筆当時)。
2011、2012とリーグワースト打率や自己ワースト打率を更新してしまいましたが、2013年は持ち直しています。今季のファイターズは残念な結果となりましたが、来季に向けて頑張って欲しいですね。
そもそもいまの僕には、「チームの誰かを蹴落としてでもレギュラーになりたい」なんて思いはないんです、僕は自分の野球を精いっぱいやるだけで、その結果として毎回使ってもらえればレギュラーになるし、使ってもらわなければレギュラーになれない、それだけのことです。
介護現場において、レギュラー・補欠という枠組みはありません。出世という部分についても主任、係長など役職がつくと少ない手当で仕事が増える、という考えが主流かもしれません。
そのため、人によっては役職はいらないから平社員で働かせて、という要望が増えているようです。
小谷野選手の話に戻りますが、”誰か”との比較ではなくて、”自分”との勝負なんですね。
介護現場においても、
「〇〇さんが仕事をしない」
だとか
「アイツは仕事ができない」
と他者を卑下したり、自分と比べて優越感を感じるのではなくて、
今の自分は過去の自分と比べてどうなのか?
というところが必要かと思われます。
「いつでも帰っておいで。もし野球がやれなくなったら、もうしょうがないじゃないか。お前がプロ野球選手であろうとなかろうと、私たちのたいせつな息子であることにかわりはないんだから……。どうしようもなくなったら、帰っておいで」。
ここは小谷野選手のご両親の温かさに思わずホロッとしたところです。
「プロ野球選手」
というのは職業であり、小谷野選手はもともと一人の人間、プロ野球選手は一つの姿です。
両親としてのあり方を書いてある部分だと思います。もし夢やぶれて、目標が達成できなかったとしても、失敗したとしても、最後には両親が救いの手を差し伸べられる、というのが親としての役割なのかな、と思いました。
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潮出版社
発売日 : 2010-04-01
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