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致知出版社
発売日 : 2011-09-16
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【出会い】
帯広図書館の自己啓発コーナーで出会いました。昨年上甲さんは帯広に来てくれました。僕は行けませんでしたが、名前は覚えていて、
「あ!」
と思いました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
”長持ちする人”とは、どんな人をさして言うのだろうか、「あの人の知識や技術はもう古くて使いものにならない。
しかし、あの優れた人間性、立派な人格は捨て難いものだ」と言われる人だ。新しい時代の人の育て方に対する提案の思いを込めて、つたない経験をまとめてみた、それがこの本が生まれたきっかけである。
もう一回、一番根本にある「何のために生きているんだろう」「何のために会社をつくったんだろう」「何のために働くだろう」という部分に立ち返る必要がある。
日本人としての生き方、姿勢をもう一度考えてみましょう。あなたの生きる姿勢、なぜ生きるのか? を深く考察してみましょう。
【気になった抜粋】
気づく人間になろうと思ったら、何かを継続すればいいのです、毎日車を磨いていれば、。ちょっとでも車体に傷がついたら、すぐにわかります、一週間に一回だと「あれ? この傷はいつついたんだろう?」となります。
【響いた抜粋と学び】
著者の上甲さんは1965年松下電器産業に入社。1981年に松下政経塾に転勤、常務理事・副塾長を務めます。1996年、(有)志ネットワーク社設立。1997年には日本人一人ひとりが志の高い生き方をすることから始まるとの考えに立ち「青年塾」を創設しています。
学校の校舎一つとっても余りはじめています、これをどう解体するかを考えなくてはならない、それがこれからの時代のテーマです、そのためには、今までのように新しいものをつくっていく技術ではなくて、すでにあるものを壊していく技術が問われるようになるはずです。
1945年8月、大東亜戦争敗戦……焼け野原からの復興となった日本は新しいものを常に生み出してきました。あの時代から今、60年が過ぎまして、日本で足りないものはない、というくらいモノにあふれ、豊かな国となりました。今では新しいものを生み出すことよりも、いかに過剰にあるものを有効活用できるかが焦点なんですね。
今、日本の教育がひどく混乱しています、その根本原因は日本が国としての志を失ってしまっているところにある、と私は思っています、志がないと、人は育てようがありません、日本の教育が混迷しているのも、百年かけて「こんな日本を創る」という大計画がないからでしょう。
焼け野原からの復興の時代はもしかしたら「志」ももちろん必要でしたが、それ以上にとにかくやる、という行動が必要だったのかもしれません。
しかし、現代では行動ももちろんですが、その前提となる「志」が問われているように感じます。
これからの年寄りに足りないもの……①貧乏を知らない、②戦争を知らない、③新仏がわからない。
アメリカは、日本人を精神的に骨抜きにするため、教育において三つのことを教えてはならないと命じました、その三つとは、宗教、道徳、そして歴史です、いずれも日本人の伝統精神と誇りを育むものであります。
ここはかなり大事なところだと思います。1945年、大東亜戦争敗戦後、僕たち日本人の歴史は捻じ曲げられてきました。日教組からもあの戦争は日本が引き起こした、すべての元凶は日本だった、と教えられてきています。
戦争にどっちが悪いだとかそんなことはなくて、日本はもちろん中国を侵略していましたが、他国を見てもらえばわかるようにほとんどの国が他国を侵略していたのです。植民地の獲得争いをしていたのです。
アジア諸国はヨーロッパの植民地になっていたのです。
こういう歴史すらもしっかり伝わっていません。
敗戦後は古事記や日本書紀などの日本の神話も教えられてきませんでした。道徳観だとかも60年かけて、骨抜きにされています。
今こそ、日本人とは? 日本人が大切にしてきたことを取り戻すときなんですね。
そもそも嫌な会社に入ったなと思ったら、朝もなかなか目が覚めません、覚めても通勤の足取りが重たい、いい会社に入ったと思うからこそ、今日も頑張ろうという気持ちになれるのです、嫌な人と結婚したなと思ったら、家に帰る足取りも重くなってくる、だからこそ、自分の選択を積極的に受け入れることが大事なのです。
最愛の人と結婚するというのは幻想、大事なのは、結婚した人を生涯かけて最愛の人に仕立てあげる努力をすることです、死ぬ最後の瞬間に「やっぱりあなたしかいなかった」といえるような、また、そういわれるような人に仕立てあげていく、これが人生ではないかと思います。
なるほどなぁ。そもそも自分は素晴らしい会社に入社した! と思うことが大前提なんですね。
結婚についてのことも昨今の離婚率の高さの原因はこの抜粋が示してくれているんじゃないか、と思います。最愛の人を探していくのではなくて、最愛の人とお互いなれるように結婚して創りあげていくことなんですね。
昔の人はお見合い結婚が主流でした。結婚するときになって初めてお会いする人もいたようです。それでも長年やってこれたのはこの精神だったのでしょうね。
今は「崩食」の時代といわれます、昔は腹いっぱい食べることを「飽食」といいました、家庭から食生活が崩れ去っているのです、幸せと便利とは違います、もう一回、日本人はそれを確認しなくてはだめです。
ここも納得です。モノにあふれること、便利さの追求は≠幸せ、ということに気づかなければなりませんね。何気ないことに感謝できること=幸せ、という事実を受け止めていけるかどうかだと思います。
【出品情報】
「いかにして生きるのか?」
と言えば、JALを再建した稲盛和夫さん。
異国の地ブラジルでの奮闘を収録したDVDを出品しております。
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【商品情報】
企業経営という「経済行為」に、モラルや社会貢献の必要性を求め続け、説き続けて倦むことがないひとりの経営者がいる。「盛和塾」は、その事業家から「成功の方程式」や経営ノウハウを学ぼうと始まった主に中小企業の事業主達の私塾だった。現世利益を求め集まった経営塾で、実践的な企業会計などとともに、しかし「塾長」が憑かれたように語り掛けるのは「経営と人生における心の問題」であった。いわく『心を高める=経営を伸ばす』いわく『忘己利他』…。京セラ名誉会長稲盛和夫(74歳)である。
キレイ事に過ぎる「精神主義」と揶揄する向きも世間にはあるが、「コンプライアンス」などという警句が世間で重視され、企業「性悪説」を地で行く経済スキャンダル・企業犯罪が続発する今日の世相のはるか以前から、稲盛は『心』を愚直に説き続けてきた。
激動する世界経済のグローバリゼーションの荒波の中で、翻弄された90年代ブラジルの「失われた10年」。「勤勉実直」だけではいつか「負け組」に転落するやもしれぬという不安が、ブラジル盛和塾スタートの背景にあった。少なからぬ塾生達が稲盛に期待したのは、手っ取り早い「勝ち組の経営指導」であった。
ある日、稲盛が「落涙」する事件が起きる。
盛和塾の「塾歌」は唱歌『故郷』。♪ウサギ追いしかの山(中略)…志を果たしていつの日にか帰らん♪山は青きふるさと水は清きふるさと♪日系人経営者のみならず、現地従業員の琴線にふれる「こころの経営」。
挫折を克服し葛藤を越え、現代ブラジルの社会建設に貢献する経営者と家族の物語を熱く紹介する中から、いま時代が求める『経営哲学』を考える。
【編集後記】
本日は早朝からNEXT READING 読書会を行い、終了後出張です。北海道デイサービスセンター協議会の事業推進委員会です。
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発売日 : 2011-09-16
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