一瞬で好かれる初対面の技術 /谷澤史子 | ブログ

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こんにちは。岡本大輔です。
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著者 : 谷澤史子
すばる舎
発売日 : 2008-09-18









【出会い】
帯広図書館のビジネス書コーナーで表紙が出ていて、タイトルを見て手に取りました。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
本書では、第一印象であなたの魅力を最大限発揮するための「イメージ戦略」について紹介していきます、「服装」「しぐさ」「話し方」を中心に、一瞬で相手の心をつかむ好印象の作り方をコンパクトにまとめてみました。

入社一年目のあなたは上半期の仕事を終えて、あなた自身の振り返りに、入社3年目以上のあなたは今までの仕事の振り返りに活用できます。

服装や笑顔、話し方、礼儀など一つ一つは浅く書かれていますが、手広く書かれているため振り返りに役立ちます。


【響いた抜粋と学び】
著者の谷澤史子さんはイメージコンサルタント、カラーアナリストで大手アパレルメーカー勤務を経て、2005年独立をしています。

「やっぱり」と思われてしまう要因はまさに第一印象です、比較する基準は「第一印象」なのです、実は第一印象が悪いと、第一印象が良い人よりも、2回目に会えるチャンスは7割もダウンすると言われています。

実際、人が初対面で相手を判断する基準は、「視覚55%」「聴覚38%」「話の内容7%」と言われています、この数字からもわかるように、初対面でまず人が注目するのは「見た目」「話し方」であり、「何を話すか」については二の次になっているのです。

初対面は準備・実践・アフターフォローの三位一体、①前日:準備、服装を決める、服のメンテ、身だしなみなど、②初対面当日:実践、5分前到着、挨拶と名刺交換、雑談、本題、クロージング、挨拶と退室、③帰社後:アフターフォロー、名刺交換、お礼メール。


初対面での印象は大事なんですね。細かいことを言うと髪の毛の乱れや服装のちょっとした乱れ、ボタンのかけ違い、靴の汚れなどが挙げられるのではないでしょうか。

一昔前に「人は見た目が9割」という書籍がベストセラーになりました。まさにそのとおりで目で見る情報の影響は大きいのです。
その本に書かれていましたが、
「人を見た目で判断しちゃいけない」
という言葉は”人間は見た目で判断する生き物で、見た目の情報は9割正しいけど、1割くらいはそうじゃない人もいるから決めつけてはいけないよ”という意味だ、なんて書かれていた記憶があります。

ホームレスの人の印象ってどうでしょうか? 歩いている時は頭を下げて歩幅は狭く、のっそのっそと歩いていませんか? 胸を張って堂々とキビキビ動いているホームレスの人ってきっと少ないでしょうね。

すぐに新しいペンを用意して渡したのですが、その瞬間、講師は書けなくなったペンをそのアシスタントに投げつけ、新しいペンを奪い取るように受け取ったのです、その行為を見てしまった途端、私は講師に対して嫌悪感を覚えました、今まで素晴らしいと思って聞いていた講座内容もなんだか色あせてしまったのです、「この人は他人の大切な資産も今のペンのような扱いをする人なのではないか」と思ってしまい、途端に信用できなくなってしまったのです。

話を聞いているときの「手」は、おろそかにしてはいけません、手というのは体の中で一番動く場所で、他人からの視線を集める箇所でもあるので要注意なのです。

まず席を立つとき、忘れ物がないか確認します、とくに忘れがちなのは傘です、忘れ物は、たとえあなたが立ち去っても相手の手元に残ります、これは相手に「仕事もどこかでうっかりミスがないか」などのマイナスイメージを与える不安材料になるので要注意です。

このあたりはあなたの何気ない行動が相手に思わぬ印象を与えるという教訓です。ペンにしろ、何にしろ忙しいから、という名目で投げて渡すことがあるかもしれませんが、やはり良い印象を与えません。
僕も子供たちがモノを投げて渡してきたら注意しています。

練習としてはコンビニやお店などで商品を購入した後にレシートをいただくことがあります。そのときに、両手で受け取るんです。
「ありがとうございます」
と頭を下げていただく癖をつけておくと、物を受け取る練習になりますよ。

たとえ自分が入れたお茶でなくても「出したものが手つかず」というのは、良い気はしないものです、好意を受け入れてくれない、心を開いてくれないという印象で、何となく心の距離を感じてしまいます。

これはケアマネジャーをやっている人の多くのジレンマではないでしょうか。僕たち専門職は利用者様から介護報酬以外の金品を受け取ってはいけない、となっています。それはお茶や飲み物、お菓子なども例外ではありません。

しかし、これらを拒否することによって関係にヒビが入ったら……なんて思う方もいらっしゃるかもしれません(それでヒビがはいるのなら最初から関係が構築されていないだけ、という考えもありますね)。

飲み物くらいはいただく、というのがビジネスマナーなのかもしれませんね。このあたりは、
「飲みましょう」
とおすすめはできませんが、臨機応変に対応していただければ、と思います。

初対面では、出向いた側が時間を気にするようにしなくてはいけません、なぜなら「帰ってください」と「帰ります」では「帰ります」のほうがはるかに言い出しやすいからです。

少々強引に切り上げてしまったときには、相手の気分を害さないようにさらに言葉をかけましょう、「また是非お時間いただけますか? もう少しゆっくりお話を伺いたいところですが、あいにくこのあとアポイントがありますので、後日改めてお話させてください」と残念そうに伝えればいいのです、仕事がデキる人であれば、自分以外の人とのアポイントの時間を守ることも大切だと理解してくれます、決して不快には思わないでしょう。


お客様との雑談を切れない方にオススメなのがこちらですね。話の長い方はある程度わかっていると思うので、訪問直後に伝えることが必要です。
「本日はこの後に1件約束がありますので1時間経ったら申し訳ございませんが、次の訪問に行かなければなりません。1時間はゆっくりとお話を聴かせていただければ、と思います」

と事前に連絡します。

きっと、話の長い方は時間が来ても気づかないことが多いので、時間になったらしっかり頭を下げて抜粋のように伝えることが必要かと思います。

福祉の仕事だからと言ってすべて相手に尽くす、というのは健全な関係とは言えないと思います。参考になるところだと思います。


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著者 : 谷澤史子
すばる舎
発売日 : 2008-09-18