今、話したい「学校」のこと: 15歳からの複眼思考/藤原 和博 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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著者 : 藤原和博
ポプラ社
発売日 : 2013-03-06









【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで出会いました。クリティカル・シンキングなどなんか読んだことがあるなぁ、と思ったら昨年一冊読んでいました。
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人生の教科書「人間関係」/藤原和博

【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
この本は、世界一やさしい「クリティカル・シンキング」の教科書です。

クリティカル・シンキングとは「本質を観る鑑定眼」を指すのです。

本質が見えづらい社会ではありますが、その実相を自分なりに多面的に解釈し、自分の意見をもって臨む技術を身につけましょう、本書が水先案内人です。


本書中にあなたは賛成ですか反対ですか、その理由は何でしょうか? という問いが各所にあります。どっちが正しいか、ではなくあなたはどう考えているのか、その根拠は何か? というのを深めることですね。


【響いた抜粋と学び】
著者の藤原さんはリクルート入社後、メニエール発症し後遺症に苦しみました。40歳で退職。47歳から5年間義務教育では東京都初の民間校長として和田中を蘇らせました。

そんな藤原さんが教育を中心に様々な問題について問いを与えてくれます。

(テレビとケータイの時間?)……1日3時間だと、1年で1000時間になるのね、これに対して学校の総授業数、時間は1年間で800時間程度、いわゆる主要教科は400時間足らずだと覚えておいてください、大人の通勤時間往復2時間で年間200日の勤務日数なら400時間。ケータイ……中学生では距離を置く、高校生はケータイを積極的に使う。

なるほど。我が家でも子どもたちは1日3時間テレビとゲームの時間を設けていますが……。藤原さんの言うとおり、これでは勉強時間よりも多い。しかも子供の時って学校でたくさん勉強しているイメージがありましたが、全然なんですね。
僕が今朝4時から6時半まで起きて朝活をやっていますが、年間にすれば子どもの主要教科の勉強時間を超えることができるんですね。

(土曜日は学校をやったほうがいい?)……
日曜日はもともと7日に1日くらいは体を休めましょうねというのが趣旨だからいいけれど、土曜日まで生活習慣が乱れちゃうのはちょっともったいない。

これは僕も納得です。休みだからと寝すぎる人や前日に夜ふかしする人がいるかもしれませんが、それじゃあ、結局翌日からのリズムを崩してしまいます。
だから、早起きするなら早起きするで毎日継続する。寝る時間も毎日同じ時間にする。リズムを決めていくことで生活は安定し、心も安定するんですね。

(いじめ、人間社会の醜いクセは本当になくせるのか)……異なる文化や考え方の人間が集まれば、多少のもめ事や弱い者いじめ、ばかげた差別が起こるのは人間社会のクセだから。

藤原さんはいじめがなくなる、なくならない、については言及していませんが、クセがあるとだけ話しています。つまりはなくならない、ということだと解釈しています。
本書ではいじめを「いじめ・イジメ・虐め」の三種類に分類しています。詳細は本書にてご確認していただければと思います。

(人間関係に強い子に育てるには?)……「ななめの関係」、お姉さん役やおばあちゃん役を子どもにつけること。

藤原さんの書籍だったか、別の方も同じことを話していました。近所のお兄さん、お姉さん、おじいちゃん、おばあちゃん、様々な人との関わりがあなたの子供を強くします。
親子や先生と生徒、といった縦の関係だけですと、どうしても一方的になりがちなんですね。そこで、ななめの関係があると、子供にとっていい意味での逃げ道になります。


【編集後記】
本日はモニタリング訪問を3件行きます。七夕祭り見学やお盆休みが控えているので、月始めから動き出します。





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著者 : 藤原和博
ポプラ社
発売日 : 2013-03-06