本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
ブログ仲間でFacebookでもつながっている繁田健司さんのオススメ書籍です。帯広図書館にあったので予約して借りました。
【本書紹介のねらい】
経営者のあなたへ。
これから経営者になるあなたへ。
人の上に立つあなたへ。
~本書抜粋より~
「俺が10歳の時、東京は全部燃えて真っ黒焦げになった。俺んとこもそうだった。それで、親父と二人で露天商をやって、くず鉄拾ったりしてなんとか生き延びて、ここまでやってきたんだ。もしも、とんでもないことが起こっても、またもとに戻るだけや。食うや食わずだったけど、日本はそれでも復興した。また、やりゃいいじゃないか。会社のひとつやふたつ、俺はつくってやる。テレビつけりゃ深刻な顔して『先行き不安』とか言うけど、先行きなんていつも不安なんだよ。だから、テレビを見るより、ほら、俺の顔を見ろ。俺についてこい。心配するな。負けるもんか。みんな頑張ろう!」。
この言葉が言える真のリーダーになりたい方の感性を刺激する一冊です。
【気になった抜粋】
ゴールも決めずに、「目の前」の仕事をいくら積み重ねてもゴールにはたどり着かない、ゴールにたどり着くためには、まず最初にゴールを明示しなければならない。
お客様は性能がいいからというだけで買うんじゃない、感性にも訴えるから買ってくれるんだ。
実は、アイデアだけではイノベーションは起きない、そこには、必ず権力がなければならないのだ、スティーブ・ジョブズを見ればいい、同じようなアイデアと技術は他の会社ももっていた、しかし、それを最初にカタチにすることができたのはアップルだった、なぜか? ジョブズが典型的な独裁者だったからだ。
いったん社長として成果が出始めると、権力基盤が強くなりすぎる、社内の抵抗勢力が少なくなってくるのだ、何をやっても「賛成、賛成」、経営はやりやすくなるが、物足りない、というより、本当に会社にとっていいことなのかどうかわからなくなってくる、やっぱり、人間、批判がないと方向感覚に自身がもてなくなってくるのだ。
社長が慕われている組織のほうが強い、だから、僕の答えはこうだ、まず、怖れられろ、慕われるのは、その後だ。
もしも、うまくいってないところがあれば、「あいつとあいつは相性が悪いから、ちょっと離しておくか」などと、気づかれないように手を打つ、そんな気働きができないと、組織は滑らかに動かない、「見えないところ」で雑巾がけをする――、社長の本当の力量は、ここにかかっているんじゃないかな。
博打で大事なのは平常心だ、クールな頭で、大胆に勝負する、そのためには、負ければ痛いが、命まではとられないという、心の余裕が必要だ。
もっとも重要なのはキャッシュだ、赤字で会社は潰れない、キャッシュが尽きたときに潰れるのだ、そして、キャッシュを持っていれば、いちばん強い、「キャッシュ・イズ・キング」である、その指標となる自己資本比率は約65%、おかげさまで、エステーの財務内容は極めて健全である。
ニコニコ笑うんだよ、愛嬌があれば、人間関係が生まれる、そして、「運」とは人間関係の綾のなかに隠されているんじゃないかと思う。
【響いた抜粋と学び】
社長に必要なのは、「運」と「勘」と「度胸」、ドシッとした腹なんだよ、ところが、ちょっと具合が悪いと騒ぎ出す、「100年に一度の危機」だとか妙に煽り立てる、人類の歴史を見りゃすぐわかることだ、いつだって「危機」なんだよ、そのなかで、どうするかを考えるのが社長ってもんだ。
10歳の時から、生き残るためには何でもやった、当時は、やくざがいちばん食える商売だったくらいひどかったから、今が危機とか言われてもどうもピンとこない。
大東亜戦争~戦後の焼け野原を経験している鈴木さんの言葉は強い。僕たちのように衣食住が完備された世代とは明らかに違う。
不況が叫ばれるけれど、戦後の日本はその不況をはるかに下回る劣悪な状況だった。今日食べるものがない。治安も最悪。仕事はない。仕事はあっても給料が払われない。
もっと昔を言えば、江戸時代は飢饉のたびに飢えに苦しんでいる。今の僕たちが飢えに苦しむのはほんの一握り……飢えで亡くなる方はごくわずかです。
本田健さんも話していましたが、飢えで苦しむよりもダイエットで苦しんでいる人が多いのが現代日本です。
これが危機なのか? いえいえ、まだまだ安全なんです。
社長の第一の仕事は、旗印を明確にすることだ、会社の基本方針を掲げる、会社が向かう方向を決める、そして、「あっちへ進め!」と社員に号令をかける、いわば、火消しの纏持ちみたいなものだ。
社長業とは「人物鑑定業」である、「人間がわからなければ、「数字」に騙される、ビジネスとは、最後の最後は「人間」なのだ、これは、100%「勘」の世界だ。
働きアリの世界を考えてみればわかります。女王アリは働きアリと同じことをしません。女王アリは女王アリの仕事があります。
社長には社長にしかできない仕事があります。基本方針を明確にすることがその一つです。会社の舵取りは社長にしか出来ません。
そして、二つ目です。社長は会社を存続させるためにさまざまな人と出会います。その中には信頼できない人も含まれることでしょう。
どの人が自分と将来を作り上げることができるのか、どの人は自分の会社をダメにするのか、的確に判断していかなければなりません。
しかし、それは理屈ではありません。勘です。実際鈴木さんもたくさん騙されて多くの授業料を支払ったことで勘が磨かれたと言います。
「バカ野郎、寝言を言うな! お前な、福島の工場でつくった商品が、日本中の皆さんに愛されてきたんだ。俺たちは日本のメーカーだ。死んでもここから一歩も動くか。増強することはあっても撤退はしない!」。
東日本震災~福島原発事故により、エステーの福島工場撤退を助言された時の言葉です。そこらの経営者であれば……普通に考えれば福島から撤退すると決断してもおかしくない状況です。
鈴木さんは違います。福島のために、日本のために、工場は撤退しないと決断したのです。
だいたい、勝負は3日3月3年なんだ、3日で言いたいことを全部言っちまって、3ヶ月以内に全部実行してしまう、そう簡単にケリがつかないときは、じっくり3年かけて攻め落とす、でも、本当は3日じゃ悠長だ、実際には、最初の15分で決まる。
3分考えて結論の出ないことは、3年考えても結論は出ない――、僕は、常々こう言っている、たいていのことはパッパッと決める、会社のことをいつも考え続けているから、すぐに結論が出る、3分考えて結論が出ないということは、普段の考えが足りない証拠だよ。
決断のヒントです。普段から試行錯誤を繰り返す。常に考える習慣を作ることです。「思考は現実化する」でおなじみのナポレオン・ヒルはアンドリュー・カーネギーから20年間無報酬でこれから成功する人たちを追いかけてほしい、と提案されました。何十人、何百人と同じように提案されましたが2分以内に決断できなかったのです。彼はいいました。
「やります!」
29秒……カーネギーは話します。
「この手の決断は2分以内にできないとダメだ」
僕は、あんまり経営書は読まない、役に立つのは歴史だ、特に、戦争の歴史にはヒントがたくさんつまってる、なぜなら、経営のいちばん凝縮した局面というのは、戦争そのものだからだ。
もちろん、僕にも「夢」や「理想」はある、それらがなければ、バカバカしくて経営などやっていられない、しかし、それを実現するためには、冷徹なるリアリズムを根底にもたねばならない、リアリストでなくして、「夢」も「理想」も実現できるものか。
鈴木会長からの勉強のヒントです。読書で役立つのは歴史。先日僕も歴史書に属する書籍を読みました。
大東亜戦争末期、特攻隊で亡くなった方のことを追う話です。
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永遠の0/百田尚樹
命を懸けてギリギリを戦う彼らの生き様は僕たちの心に響くものがあります。
会長からはマキャベリの「君主論」……図書館で借りたことがありますが、未読です。
韓非子もオススメされていました。チェックしなきゃ。
産業革命以前は、中国とインドが世界のGDPの多くを占めていた、農業の時代だから人口が多いところが強かった、ところが、産業革命が起こってイギリス、それからアメリカが覇権をとった、それが、再び揺らいでいるってだけの話、世界は常に動いている、それだけの話だ。
世の中は常に変化している。歴史を紐解ければ、四大文明といって、エジプト、黄河、メソポタミア、インダスと文明を築き上げました。
その4つの文明が現代はどうなっているのか? あきらかに日本のほうが高度な文明を築いているじゃないですか。
ただそれだけのことなんです。産業革命からIT革命とたまたまアメリカや日本が優勢に立っているだけであり、これからまた農業の時代に戻るならば、中国やインドが台頭する可能性がある。
もともと農業大国だった日本が改めて「ジャパン、アズ、ナンバーワン!!」と叫ばれる可能性だってある。
不況とは変化の兆しなんだ。次世代を敏感にキャッチするんだ。
【編集後記】
本日でGWも終了です。今年は長男が中学校に入り、部活があったのと、夫婦で仕事だったのでほとんどお出かけは出来ませんでしたが、ノースランドのランチは食べることができました。
美味しかったです!
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