人はなぜ存在するのか/齋藤孝 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで出会いました。

【本書紹介のねらい】
僕たちはなぜ存在するのか、何を頼りに生きていくのか……。生きるために必要な学びを知りましょう。


【気になった抜粋】
「『現在』を失う」とは、今ある自分の人生を積極的に生きようとする気分が失われることです。

自分の人生の最終地点は「無」になることだと受け入れて、腹を決める、そうすると、これまで、さまざまな悩みや不安で「くよくよ」していた自分の生き方から脱皮することができます。

死ぬのが怖いと思えば死は苦ですが、死ぬこともまた自然なのだと思って受け入れれば、苦は軽減できます。

天皇が即位後に始めて行なう新嘗祭は「大嘗祭」と呼ばれます。

全肯定の世界に入るには遊び心が必要です、しかも、真剣に遊ぶ。

書道家は真っ白な紙に向かうとき、「この一筆は二度とないと思って文字を書く」そうです。

読書をすれば、いろいろな考え方を知ることができますし、独りの充実した時間を得ることもできます。

小説を読むと「人間」がわかる、自分が体験していないことも、本を読めば「疑似体験」できる、それが読書の効果です。

【響いた抜粋と学び】
男性は女性と違い、出産・子育てという大仕事による充実感はありません、大事な家族を養うことはできますが、それも収入あってのこと、仕事が奪われたときの自信喪失は相当なものです。

なるほど。介護現場でもよく「男性より女性は弱い」という言葉を聴かれます。妻に先立たれた夫は早く死に、夫に先立たれた妻は意外と長生きする、そんな話はよく聴きます。実際に夫に先立たれた妻たちがデイサービスに集まって余生を楽しんでいると受け取ることはできます。

先日の経営者モーニングセミナーの講話でも仕事がなくなった父が2年で亡くなったという話もあります。男性は自分自身で存在意義を作らないといけないんだな、と僕は感じました。

「日本人は押しが弱いがために、大陸から押し出された民族だ」……控えめで押しの弱い人があらゆる大陸から追い出され、流れ流れて日本列島にたどり着き、それ以上先へは海で進めなくなったという説です。

そういう考え方があるんだな、と思いながら読みました。”岡本”という名字の由来を調べた時に、渡来人が祖となっているのを読みました。
僕はアメリカという国がもともとヨーロッパから、先住民族インディアンを追い出して創った国と解釈しています、
※ 日本で言えば、アイヌの人たちを追い出して(?)作った北海道も似ているのかな。

日本列島に関してももしかしたら中国などから押し出されて、流されてたどり着いたのかな、と太古の歴史を想像しました。

人間はなぜ神話を求めるのでしょうか、それは人間が長い間、神話を通じて存在意義を確認することで、心の支えを得てきたからです。

人間は神話を伝承していくことで、自分自身が認められつつ、その一方で自分たちの思い上がりも防ぐ、人間は長い間、そういう形で自分の存在意義を安定させてきたのです。

神話……おそらく、作り話だと思っています。思っていますが、嘘話とは思いません。日本の
古事記のものがたり―稗田の阿礼が語るゆかいな「日本の神話」/小林晴明 に限らず、エジプトやギリシャなど神話があります。それはなぜか? それが抜粋にあります。人間が心の支えとしてきた、思い上がりを防ぐ、という2点です。
人間は人間にしかなれない。神にはなれない。誰もが同じ人間だ、ということを忘れさせないためなのかもしれません。

誰か一人でも伝えることをさぼると滅びてしまうので、何代にもわたって守り抜くのは大変なことです、ですから、もはや個として存在意義を持つというよりも、それを伝えていくミッションを果たすことが自分の存在意義になります。

神話を忘れた民族は例外なく滅びる……。つまり神話を忘れることは自分たちの心の支えや存在意義、を忘れ、思いあがってしまうから。
なるほど、なるほど。
今一度、神話を学ぼう。

読みやすい古事記はこちらです。
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古事記のものがたり―稗田の阿礼が語るゆかいな「日本の神話」/小林晴明

基本的にはサン・グリーン出版に直接問い合わせて注文です。書店では注文できないようです。
※ ザ・本屋さん喜久屋書店では注文できました。帯広やその近郊にいる方は喜久屋書店で注文しましょう。

【編集後記】
喜久屋書店にある僕のおすすめコーナーのレイアウトを変えてきました。



朝4時起きで活動し、圧倒的読書量で介護業界に革命を起こす男のブログ-image


手書きも大事なんだけど、あまり手書きが多いとちゃっちく見えるよ、と妻から指摘を受けていたのでパソコンを使って見やすくしてみました。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

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