サムスンだけが知っている。 常識破りの常勝ルール/李建憙 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで見つけました。急成長し注目を浴びているサムスン。

【本書紹介のねらい】
家電製品の顔となりつつあるサムスンの実情を見て行きます。
経営者や中間管理職には、自分の組織を伸ばすために大切にすることを学びます。
社員や個人には、組織に必要な人材になるために大切なことを伝えます。

【気になった抜粋】
「地域利己主義、学校利己主義、事業部利己主義は組織の競争力を落とす」、1994年からは採用基準に学歴制限もなくしている、それも、「人材の良し悪しは学歴にあるのではなく、個々が持っている潜在能力にある。学歴に関係なく採用し、能力を発揮したときには評価しなさい」。

「無駄なことなんてない。むしろ有益さ。日本を知り、日本がどう変化しているかを知れば、これから僕たちが進むべき道を見つけ出すことができるのだから」。

「サムスンは一流でも二流でもない。ただ1.5流なだけだ。これに対して韓国の行政は三流であり、政治は四流だ」。

国内での一流は、ただの一流に過ぎない、世界で一流になるには超一流になる以外に方法はない、1.5流から抜け出し、超一流になるためには、まだまだやるべっきことがあるはずだ。

【響いた抜粋と学び】
いきなり総括すると、サムスンは日本から、特に松下電器やソニーから多くを学んでいます。改めて日本のすごさを感じ取れるとともに、私たち日本人がもっと日本の素晴らしさに気づき、日本らしさを取り戻す必要があります。

「ゴルフでは、ドライバーが180ヤードしか飛ばなくともコーチからレッスンを受ければその飛距離を200ヤードに伸ばすことはできる。220ヤードに伸ばすことも可能だろう。250ヤード以上のショットを飛ばすためには、グリップやスタンスなど、すべてを変えなければならない」、これはすなわち、超一流になるためには些細なことからすべて変わらなければならないというイ・ゴンヒ流のメッセージでもある、超一流でナンバーワンになるためなら変化を恐れず断行せよという、イ・ゴンヒ特有の勝負欲とも言えるだろう。

組織のトップ、個人ともに大切なこと……変化すること、できることです。地上を支配していた恐竜達は氷河期を乗り越えることができなかった。変化できなかった。適応できなかった。
ダーウィンは話します。最も優れたことは身体の強さや頭の良さではない。変化できることだと。
時代が高速で流れる現代では特に変化すること、適応できることは素晴らしい才能になります。

「不正はガンであり、伝染病だ。不正が存在する会社は滅びることになる」、サムスンでは不正取引や収賄などを厳しく取り締まっている、賄賂授受などの不正が発覚した場合には、即刻その立場を失うことになる、例外はない、不正を犯した者への救命活動すらも禁止されるのだ。

ここは「誠実さ」ととらえるといいかもしれません。いくら能力があったとしても不正を犯した者は許さない。その風土が急成長の鍵かもしれません。

韓国史ではありませんが、僕がふと思い出した言葉があります。
「泣いて馬謖を斬る」

馬謖は不正をしたわけではありませんが、命令を背いて独断で山の上に陣を取り給水を断たれ大敗してしまいました。


サムスンは「創造的知識人は、正しい行動を実践しながら得た教訓を、整理できる人材だ」とも示唆しており、実践しながら経営成果を創出できる人材だとしている。

T字型人材は、犠牲、挑戦、奉仕精神を兼備し、技術と実力をベースにしながら組織と調和し、チームプレーもできることでさまざまな相乗効果を生み出すことができる貴重な人材なのだ、T字型人材は立体的な思考、全体をくまなく見つめる洞察力を備え、どんな業務であってもI字型人材よりも経営成果が高い。

「サムスンは人材教育の多くを日本から学んだ」、「人を作ろうとするサムスンの熱意は、日本企業以上のものがある」。

「はるか昔、かつては1人の王様のために10万人が仕えたが、現在は1人の天才が会社を変え、技術を変え、文化と社会を変えてしまう時代なのだ」、サムスンが真のグローバルリーディングカンパニーになるためにも、各分野で優秀な人材を確保することが経営成果を上げるための必須事項だと強調したのだ。

イ・ゴンヒが考えるコア人材……①会社の新産業をリードする人材、②固定観念を壊して革新的なアイディアを示し、それを推進できる能力がある人材であること。

「人間こそサムスンである」という言葉が長らく韓国でも定説化されてきたように、サムスンはその創業時から「企業はすなわち人である」という精神のもとで、「人材第一主義」を掲げてきた。


介護業界でも人材育成ができず、資格取得など個人の自己研鑽任せになってしまっていた印象があります。

※ 個人の自己研鑽ももちろん大切ですが……。

サムスンは人間を大事にしています。日本もそうでした。
松下電器の創設者、松下幸之助さんは話しました。
「松下電器は人を創る会社です。合わせて電化製品も創っています」

人がいて、商品が生まれるわけです。人材育成に力を入れているからこそ急成長できたと考えられます。

人材育成は時間がかかりますし即効性はありません。しかし、確実に力をつけることができます。
人をないがしろにした会社は滅びています。


【編集後記】
本日は朝の読書会に行ってきます。Facebookで読書会の状況等を随時更新します。


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