本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
幕別町図書館札内分館で借りました。タイトルの”かっこよさ”にひかれました。
【本書紹介のねらい】
20代~30代のビジネスパーソンへ。大人の働き方、生き方、現状を痛感しましょう。
【気になった抜粋】
『大人の流儀』
なぜ、叱ることが必要なのか、それは今の新しい人の大半が、本気で叱られた経験を持たないからである、なぜ叱ると身に付くのか、叱られた時は誰も辛いからである、辛いものは心身にこたえるし、よく効くのだ。
旅は旅することでしか見えないものが大半である、これは決して若い人だけへの提案ではなく、大人にも言える、何か機会を見つけて一人で旅発つのもいいのでは。
よく旅慣れているのでと言う年輩者がいるが、それは団体旅行で慣れているのが大半で、危険が近づいていたことにすら気付かないで来た人がほとんどだ。
スポーツの指導者だけでなく、大人の男が掲げる目標というのは、やはり実現可能なレベルのものを口にするのが当たり前なのではないか。
ゴルフに対する姿勢……1.ベストをつくす、2.迷惑をかけない、3.遊びを忘れない、3が何より一番大切なことだ、所詮遊びなのだから楽しむことだ、同時に遊びだからいい加減にしないことだ。
流行はどうするか……基本としては不必要だが、時代遅れのものを平然と身につけて立つのは当人の神経を疑われる、かと言って流行に敏感過ぎるのは軽薄に見える。
『続・大人の流儀』
”~手紙は思い立った時に書くのがいいと誰かに聞いた気がするので、君に今……”さすがと思ったが、純粋と達人のどちらなのかは、私にはわからない。
人間の死の迎え方はさまざまであるが、尊ばれるべき立場にあるのは、その家族、近親者である、彼等に対する礼儀を外すことはやはり人間として許されるべきことではない、悔やみの言葉も態度もどんなに慎重に選んでも、近しい人を失くした人にはおそらく足りないのが気遣いである。
幸せのかたちは共通点が多いが、哀しみのかたち、表情はひとつひとつが皆違っているし、他人には計れないということを承知しておくことだ、それがたしなみである。
【響いた抜粋と学び】
私は、人が社会を知る、学ぶ上でのいくつかの条件のひとつは、”理不尽がまかりとおるのが世の中だ”ということを早いうちに身体に叩き込むことだと思っている。
僕は小学3年生のときにこれを知ったと思います。僕の担任の教師は差別に厳しかったのです。「デブ」とかt「チビ」という言葉を遊び半分でも使ったら授業一時間が簡単につぶれるくらい説教がありました。部落差別のことや在日朝鮮人、アイヌの人への差別、障がいがある人への差別を徹底的に教えてくれました。
だから、僕は差別・偏見を持つことはよくないということを学びました。その一方でこの教師はクラスの中でお気に入りの児童数名にはすごくあまかったのです(と僕たち児童は思ってました)。
例えばテストの点数が低いのに、お気に入りの児童だから成績がA・B・Cの3段階でAだったり、何か問題があったとしてもお気に入りの児童はあまり怒られないとか。
当時は、差別の悪さを徹底的に説くくせにえこひいきはするんだと憤っていました。……今にして思えばそれが世の中だとわかります。
お気に入りの児童はなぜ、お気に入りになるのか? 真摯な姿勢で授業を受けているし、簡単に嘘をつかない児童、勉強がしっかりできる、家庭学習をしっかりやっている児童、などお気に入りの児童は何の理由もなく気に入られているわけじゃないのです。
自分も気に入られたかったら、その人たち以上の努力を積み重ねないといけないことを後々知るわけです。
私は週休二日制になったあたりから日本の経済や日本人の労働に対する考えに歪みが出はじめたと思っている、”ゆとり”なんて言うが大人の男にとって休み時間を長く与えただけで余裕が身につくとはとても思えない。
ゆとりで言うなら、”ゆとり教育”がそうである、子供が学校に行って教科書一冊を満足に修行できなくて何が教育だ。
若い者に暇を与えると碌なことにならない、昔、私の実家のある瀬戸内海沿いの港町に、盆、暮れになると休みを与えられた船員が陸に揚がり、その連中がよくひと悶着起こし、警察の世話になっていた。
僕が中学生のときだったかな……週休二日になってめちゃくちゃ喜びました。単純に遊ぶ時間が増えるから、学校に行かなくていいから。勤勉さを失った人間でした。
週休二日制についても、外国のやり方なだけであり、大自然とともに農業や酪農を営んできた日本人にとって週休二日制は適さないし、もっと言えば労働基準法の8時間労働も適さない。なぜなら、酪農や農業は日の出とともに(その前から?)開始し、日の入りと共に(その後も?)終えるものです。
本来僕たちは働かせていただきありがとうございます、と喜びながら仕事に励む民族なのです。
毎日仕事ができてありがとうございます、という民族がいきなり趣味の時間レジャーの時間と休みを強制的に与えられてもうまくいかないのです。
そうです。ここはアメリカでもヨーロッパでもなく、日本なのです。
【編集後記】
本日は経営者モーニングセミナーに行ってきます。本日から早朝6時開催です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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