「孫子の兵法」がわかる本/守屋洋 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
自宅の本棚にあった書籍を手に取りました。

【本書紹介のねらい】
福祉の現場で使える「孫子」の兵法。
北海道デイサービスセンター協議会で知り合った仲間が5月に開設する小規模多機能事業所の立ち上げに関わっているので、その参考にできる内容にします。

【気になった抜粋】
『孫子』の兵法は、二つの基本的な前提のうえに立っている、一、戦わずして勝つ、一、勝算なきは戦わず。

<兵は詭道ナリ>、一般論として、「詭道」の手口を心得ていることは、リーダーの重要な条件の一つである、なぜなら、それを心得ていなければ、相手から仕掛けられたとき、防ぎようがないからである。

<算多キハ勝チ、算少ナキハ勝タズ、而ルヲ況ヤ算ナキニ於イテヲヤ>、昭和の指導者たちは、ろくに勝算も立たないのに、一か八かの賭けに出て、無謀な戦争に突入した。

<兵ハ勝ツコトヲ貴ビ、久シキヲ貴バズ>、効率よく勝つためには、絶えず損害(マイナス)と利益(プラス)を秤にかけ、損害を少なくし、利益をふやす戦い方を心がけなければならない。

<勝兵ハ先ズ勝チテ而ル後ニ戦イヲ求メ、敗兵ハ先ズ戦イテ而ル後ニ勝チヲ求ム>、曹操はいち早く領内に屯田を起こして食糧の増産をはかった、その結果「所在ニ粟ヲ積ミ、倉廩ミナ満ツ」という成果を収めたという。

<攻メテ必ズ取ルハ、ソノ守ラザル所ヲ攻ムレバナリ。守リテ必ズ固キハ、ソノ攻メザル所ヲ守レバナリ>、人と同じことをやっていたのでは、苦労ばかり多くて、メリットは少ない、独自商品の開発など、人のやらないことをやった所が伸びていくのである。

【響いた抜粋と学び】
<一ニ曰く道、二ニ曰く天、三ニ曰く地、四ニ曰く将、五ニ曰く法>、戦争は国家の重大事であるから、くれぐれも慎重に対処しなければならないという、慎重に対処するとは、はっきりした勝算を立ててかかれということだ、勝算のあるなしを判断するポイントが道、天、地、将、法の五項目にほかならない。

道、天、地、将、法……介護現場に置き換えてみましょう。
1.道とは、あなたの事業の大義名分です。なぜ小規模多機能事業所を行なうのか? その地域にはなぜ必要なのか? あなたが行なうのはなぜなのか?

2.天とは、事業活動のタイミングです。平成25年5月は遅すぎないか? はたまた早過ぎないのか?

3.地とは、立地条件です。その土地、その地域に必要なのか? その場所で大丈夫か? 駐車場や見晴らし、風向き、日当たりなども地に含まれるでしょう。

4.将とは、職員です。あなたと共に小規模多機能事業所で働く職員はいますか? あなたは職員に恵まれていますか? 介護現場でいうと、有資格者はそろっていますか? 地元に根ざした仲間がいますか?

5.法とは、組織管理です。一緒にお客様の介護に当たるために組織管理がしっかりしていないと、優秀な職員が揃っていたとしても進む方向がバラバラだと組織は成り立ちません。


<将トハ、智、信、仁、勇、厳ナリ>、将たる者の勇気とは、勝算なしと見極めたときには、ためらわずに撤退する勇である、つまり、あえて後へ退く勇、これが『孫子』のいう勇にほかならない。

事業の撤退についてもそうですし、施設内の行事や取り組みについても言えることです。
勇気を持って行動することは必要。ときには撤退する必要もある。そのときに撤退する勇気がなければただただ惰性で効率の悪いことをやり続ける可能性があります。
お客様の喜びに貢献できない行事、イベントだとしたら、続けていたことだとしてもやめる勇気が必要です。やめなければ新しいものは生まれないからです。

<善ク戦ウ者ハ、人ヲ致シテ人ニ致サレズ>、敵と対戦したら、まず主導権を握ること、料理法はあとでゆっくり考えればよい。

<明君賢将ノ動キテ人ニ勝チ、成功、衆ニ出ズル所以ノモノハ、先知ナリ>、情報を制するものが勝利を制する。

新しい地域に施設を開設するということでここを抜粋させていただきます。ここでの抜粋で言う”敵”とはこれから開設する地域住民と考えていただければと思います。
まずは相手のことをよく知ることです。そして、相手とかかわる時には主導権を握るのです。
それは、相手をコントロールすることではありません。相手に気持ちよく動いてもらえるように、あえてあなたがコントロールされているかのように振舞うことも必要です。
己を知り、敵を知る、孫子の兵法の基本事項です。

まずは自分たちの理念を確認し、それから地域のことを深めましょうか。


【編集後記】
3月9日に開催した第一回「NEXT READING」読書会~書店で出逢う・創る、十勝の未来と文化~が熱い要望を受けて、予定していた7月開催の前に開催する方向になりました。

5月開催に向けて仲間とともに助走を始めています。ワクワクです。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

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