本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館で偶然手に取りました。タイトルからして小説の応募をしている僕が引き寄せたということになりましょうか……。
【本書紹介のねらい】
ごめんなさい。本日の記事は読者のあなたのために、よりも僕自身の活動がどうなっているのか、自分への確認記事の傾向が強いです。
これから小説を書きたい、将来は出版したいと言う方がいたら参考になるかも知れません。
【気になった抜粋】
あなたが書いたものを読んでくれる人に、あなたが書きたかったものが理解されること、これこそが、文章の最も重要な機能である。
作家が続かない理由……デビュー後のビジョンがない、「作家になりたい」一心で努力をしてきた、まさにその動機が、作家になったことで失われる、つまり、作家になること、自分が書いた作品が出版されることがゴールだったわけで、処女作が本になった時点でゴールインしてしまうため、その後の動機が見つけられなくなる、という症状らしい。
出版社は自分たちが作った書籍という商品に対して、そのユーザーの意見を集める努力を熱心にはしていない、出版社(特に営業)が「お客」だと認識しているのは、「書店」であって、「読者」ではない。
10万部売れる本を作ることは非常に難しい、しかし、1万部売れる本を10冊出すことなら、それよりは容易だ、5000部売れる作品を20作書くことなら、さらにずっとやりやすい。
シーンを描くには、まず「場」が必要である、実際に知っているところ、見たことがある場所を使うのが手っ取り早い。
【響いた抜粋と学び】
良い小説とは、「こうすれば書ける」では成り立たない「創作」なのである。
小説や音楽、絵画、陶芸などの芸術作品全般に言えることは「創作物」であること。そして、それらは「〇〇すれば成功」だとか「△△をしたら売れる」という定義はありません。
小説で言えば、もちろん、文頭の一文字を空けてから書き始める。…(三点リーダー)は2つセットで活用するなどのルールはあります。それらはあくまで書くための基本ルールであり、面白い作品になるかどうかはその次の段階です。
はっきりしている真実が一つある、どんなに酷い作品でも、誰かは褒めてくれる、どんなに優れた作品でも、誰かは貶す、人間のばらつきは、それくらい広い。
はい。あなたの作品をつまらない、くだらない、読む価値がない、と酷評する人がいる一方で、必ずあなたの作品を褒める人がいます。
咎める人に媚を売っていたって仕方ありません。あなたの作品が嫌な人はいます。全世界で70億人いる中であなたの作品を理解する人が1%、たった1%いたらいいじゃないですか。
1%ということは、7000万人ですよ。日本人1億2千万人で考えれば、120万人はあなたのファンになる可能性があります。120万人のうちさらに1%があなたの作品を買ってくれるなら1万部です。
ベストセラーまではいかないけれど、それだけファンになる人がるんです。
小説にテーマなんて必要ない、読んだあと、残るようなものも必要ない、それを盛り込むな、とはいわないが、わざわざ異物を盛り込んでも、小説の純粋性を失わせるだけだ。
小説は純粋に楽しいか、楽しくないかだと僕は思います。昨今では自己研鑽ブームまで言ったら語弊があるかもしれませんが、自分磨きが取り上げられることが多いです。
小説は楽しいか楽しくないか。学びになるかならないかは一人一人の読者の感性です。
僕も著者の意見に同感です。
昔話だってそうでしょう? 桃太郎、浦島太郎、白雪姫……純粋に楽しいか楽しくないかで読んでませんでしたか? そこに学びがあるかないかなんて後付だと思ってます。
最も際立つのは、一つの文章の句点の次に何を書くのか、という選択をする瞬間だ、この一瞬に「視点」がすべてを決める、「どう描写するか」の以前に、「何を描写するか」がある。
書き手として参考にさせていただきます。「書き方」の部分で、どう表現するかよりも”何を”表現するかですね。手法や技法を考える前に、僕が何を描写したいのか、問いかけながら書き続けます。
【編集後記】
本日、喜久屋書店さんにお邪魔して「岡本大輔のオススメ本コーナー」に設置予定です。
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まだ書きかけでした。僕のプロフィールとオススメ本の紹介を3枚ほど書いて本屋さんに行きます。
お客様の興味を惹くものになるといいなぁ。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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