本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
「政治家の殺し方」
の書評を読んで「絶対に読みたい!」と思い時が過ぎていきました。先日立ち寄った幕別町図書館札内分館にあるじゃないですか!!? 嬉しくなって借りました。
【本書紹介のねらい】
社会的裏制裁の仕組みを教えます。これから人の上に立ちたい人、有名になりたい人はどのような人が制裁を受けるのか参考にできます。既存のものを組み替える時には必ず参考にできます。
【気になった抜粋】
「政治の世界では、だれと組むかでその後の政治家人生が変わってくる。将来のキャリアに関わってくるから、よくよく考えた方がいい」。
小泉元首相や橋元知事は「出る杭は打たれても出る」という感じだし、もはや「出過ぎた杭は打たれない」という域にまで突き抜けるほどの存在になっている。
「身に覚えがないことでバッシングを受けても、だれが自分を落としいれようとしているか、その背後関係は分かっている。『修行の場だ』と割り切り、堂々としているしかない。やがて人々にわかってもらえるときが来る」。
中身をわかっていない人が、とりあえず質問する場合によく使う手だ、漠然と「どう?」と聞いてくる、そんな質問を連発する記者には「どうにでも答えられるけど、どの観点から聞いているのでしょうか?」と聞き返すこともあった。
いくら街宣車ではた迷惑な演説をされても、無反応を貫き通した、そのため2年にもわたって街宣車が来ることになったが、やがて「こいつはダメだ。いくらやっても乗ってこない」ということになったのだろう、いつしか街宣車は来なくなった、嫌がらせにグッと堪えるのも市長の仕事なのだ。
「感謝日記」なるものをつけていた、登場回数が一番多いのは、先述のA議員だ、A議員のお陰で「緊張感を保てている」「謙虚にしなければいけない」「私の正当性を証明してくれている」とあり、「……心から感謝したい」と書いてある。
判決が出た2日後に電話をしてきて、「あのときは疑ってしまった。なるほど改革への意趣返しだとよくわかった。また応援するよ」と言ってくれた人がいた、一人でもわかってくれる人がいれば、人は強くなれると思った。
【響いた抜粋と学び】
私がここまで狙われるのには理由がある、それは利権構造にメスを入れ、甘い汁を吸ってきた人間を追い詰めてしまったことによる。
まずは著者の中田宏さんが狙われてしまった理由です。強固にスクラムを組んでいた利権構造を市長の、そして人間としての強権で解体させてしまったことが、ぬるま湯に浸かりきっていた人たちの怒りを買ってしまったわけです。ぬるま湯にいない人からみれば、「ふざけるな!」と思うかもしれませんが、ぬるま湯にいる人たちは突然居心地のよいぬるま湯がなくなるわけですから大変なんですね。
自分が市長になって改めて気づいたことだが、やはり公務員には安定志向の強い人たちが多い、定時に帰宅して好きなことをしたい、言われたことはやるが、言われなければ動かない、公務員にはそういう内向き志向の人が多いというのは事実だろう。
公務員だけじゃなくて誰もが「安定志向」を求めていますよね。特に現代では自分の人生がこれから先ずっと安泰でいることを、自分の努力は最小限で安泰することを望んでいるようにも感じます。
介護現場でもどこでも、言われなければ動かない、動けない人はいるわけです。
即日開票すると、市の職員が夜中の2時、3時まで開票作業にあたり、残業手当を出さなければならない、即日開票と翌日開票の差、それは1億2800万円だった。
なるほど。すぐに結果を知りたいと思うと、それにかかる費用が必要であり、選挙の場合は税金になるわけです。1億2800万円の負担をしてでも(個人の負担はもちろん分割されますが)即日開票してほしいですか?
係長よりヒラの方がいばっている職場風土を経験すれば、多くの職員が「試験を受けて昇任してもつらいだけ」と思い、受験者が減っていくのは当たり前だ。
僕が大学生くらいのときの大人は「役職がつくと責任だけ増えて大変だからヒラのままでいい」という考えが多かったんじゃないかと思います。僕の知り合いでもやっぱりいました。
会社が給料で役職者に報いるのも一つですが、労働者自身も「大変」の一言ではなくて、「人間として成長できる」ということを知っておかなければいけません。
こちらが包み隠さず発表していたら、「止まらぬ不祥事~姿勢問われる横浜市」という大見出しで、まるで横浜市が不祥事だらけのような論調で記事を書かれたこともある、だが、それはすべて横浜市が公表しているからこそ、わかったことではないか、他の市は公表せずに内部処理で済ませていることが多いのだ。
介護施設で不正をしているのはほとんどないとは思いますが、似たような事例で事故報告やヒヤリハッと報告がないところは抜粋のようにただ単に報告していないだけということがあり得ますよ。
報告がある程度上がっているところの方がしっかりやっていると感じられます。
政治家が居眠りをしていることへの批判は結構だが、貴重な時間を割いて行う記者会見中に、居眠りをする記者がいることを多くの国民は知らないだろう。
なるほど。政治家の悪口言う前に自分の仕事ぶりを評価することから始めましょうか。
「おまえはバカだ」「おまえみたいな野郎はとっとと消えろ」「バカ市長、調子にのるな」すべて実際に送られてきたメールの文面だ、なかでも印象に残っているのが、「死ね」というメール、大の大人が送るメールとはとても思えない、しかも、庁内LANで送られてくるこれらのメールには、ごていねいに所属部署や実名まで書いてある、市長にどんなメールを送ろうと、クビにならないことを知っているのだ、なぜか? それは、彼らが地方公務員法という法律で権利を守られているからだ、公務員は明らかな犯罪行為でもしなければ懲戒免職になることはない。
これは最低ですね。法律云々かんぬんじゃなくて、人間としてのモラル失ってますよ。公務員はクビじゃなくても人間としてはクビですね。
日本はどのような国をめざすべきか、私は、大いなる自由に対して、しっかりと責任が伴う社会をめざすべきだと考える。個人の自立を考えてみる、「国や地方行政が何かしてくれればいいな」「何かしてくれるに違いない」という、依存症に浸りきった人が多すぎる。
国が……、会社が……、上司が……。他人の文句は聞き飽きました。他人に依存するだけの人生はつまらないのです。国や会社や上司の状態は”条件”に過ぎません。
その条件の中であなたはどう生きるのですか? 自分で責任を持って行動しましょう。
【編集後記】
箸を購入しました。
【想定】⇒【実際】
青:パパ⇒パパ
紫:ママ⇒ママ
緑:長男⇒長男
桃:長女⇒次男
黄:次男⇒長女
ピンクのTシャツやジャンパーが好きな次男でしたが、やっぱり箸もピンクが好きなんです。真っ先にピンクを選びました。
ま、いっか……(苦笑)
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