仕事の魔法/中村信仁 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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コア・アソシエイツ
発売日:2010-11














【出会い】
年末年始の「名著読み」の一冊です。大好きな営業の魔法シリーズ2作目です。

【本書のテーマ】
働き続けることの大切さ。


【気になった抜粋】

「人間なんて自分ほど可愛いものはないだろう。そんな可愛い自分でも、いざ、自分の上司となると考えただけでゾッとするじゃないか。人には厳しく、自分には砂糖のように甘いからね。」。



「小笠原さん、『ことば』というものは、ひとりひとりがそれぞれの一生を背負って発しているの。だから、同じことばでも違って当たり前なのね。ひとりひとりの『生きざま』という根っこが違えば、その根から伸びる枝も葉も違うものになります。」。



心の富・・・お金を失うということは小さな富を失うこと、信用を失うということは大きな富を失うこと、しかし、自身を失うということは全てを失うということだ。



「歴史を捨てたらお終いなんだ。歴史は誇りとなる、生きることのね。負けたことも含めて誇りなんだ。自分の会社の歴史や、考え方、文化をしっかり社長は社員さんたちに語り続けなきゃいけない。それが経営者の義務であり、働いてくれている人たちの誇りとして育っていくんです。」

【響いた抜粋と学び】
「営業はことばを操る職業です。ひとつのことばの出会いが、人の一生を決定することだってあります。ことばで人の心に一生の傷を残すこともできます。」。



「ことばは人を生まれ変わらせることがあります。その命より強いことばの中で、たった2文字なのに最も強いことばが『ハイ』という返事です。ハイといえるだけですべてのことばが輝きだします。」。


介護現場においても”ことば”は包丁のような武器にもなり、人を傷つける道具にもなりえます。


例えば、認知症が深くなり目の前にいる最愛の子供が誰なのかわからなくなる・・・、介護現場ではよくある話です。しかし、お客様にとってはよくある話ではありません。


最愛の子供を目の前にしてわからないのですから。それだけでも自分自身に情けなくなるはずです。あろうことか、「この人誰かわかりますか?」と最愛の子供の前で尋ねる介護職がいるのです。


お客様は目の前の人が誰なのかわかりません。それだけでも不安で傷ついているのに、自分の子供のことを忘れているという現実を思い知らされ傷口をえぐられるのです。


職員の目で見れば、その他大勢の”認知症高齢者”かもしれません。いえ、違うのです。ひとりの人間なのです。”認知症”の診断を受け、65歳以上になった、ひとりの名前を持つ人間なのです。


「挨拶は思いやりと労わりの心の現われです。特に朝の挨拶『おはよう』は日本人の心そのものです。」。



「礼儀は傷つかないために生まれた文化です。人の心はとても傷つきやすいものです。相手に与える傷以上に自分の心はもっと脆いものです。それで、相手を傷つけないこと以上に自分も傷つかないために礼儀というものが生まれました。」



「クツをそろえると心がそろいます。心がそろうとクツがそろいます。脱ぐ時にクツをそろえておけば履くときに心が乱れません。水口君、椅子も同じですよ。」。


中村信仁さんは知識や小手先の技術よりも、挨拶や礼儀といった人間として当たり前を説いてくれます。


どんなに素晴らしい才能を持っていたとしても、挨拶ができなければ、人としての人格を疑われます。


礼儀を持っていない人間は人が離れていきます。


「いいか水口、人は当たり前のことをしても誰も褒めちゃくれない。だけど、当たり前のことができないと必ず文句をいうんだ。だから最低限のマナーってもんはきちんと身に付けろよ。」。


自分自身に言い聞かせます。


日本では挨拶や礼儀はできて当たり前です。できて当たり前をやっても誰も褒めません。当たり前だからです。


褒められていないから、見られていないのではなく、一人前として暗黙の中で認められていると解釈していこう。


【編集後記】

本日、12月31日で今年最後となりました。

今年は目標の500冊読破以外にも再読をして学びを深めることができました。


2年前、自分を変えたくて始めた「早起き」、「読書」、そしてブログの更新。


少しずつ、形になってきました。


今年一年ありがとうございました。


来年もよろしくおねがいします。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

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コア・アソシエイツ
発売日:2010-11