”そこのドア”を開けてもらっていいですか? | ブログ

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こんにちは。岡本大輔です。


「そこのドアを開けてもらっていいですか?」

それは先月の買い物行事の帰りでした。

雨がパラつく午後に僕たちは隣のお菓子屋さん「柳月本店」に行きました。

帰り道です。スタッフは全員、車椅子を押すか、傘をさしてお客様の片手引き介助をしていました。

お客様を片手引きしていた社長は、玄関のドアを開けてもらおうと思いました。

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その日、一人だけ、一人で歩けるお客様が近くにいました。

※アルツハイマー型認知症の深い方です。

社長は言いました。
「Aさん、お願いがあります。ドアを開けてもらっていいですか?」

頼まれたAさんは二つ返事で引き受けてくれて、ドアに走りました。軽快に走ります。

・・・しかし、僕たちの思い描いていたイメージとは違いました。

ドアはドアでも車のドアでした

Aさんは車のドアを開けようとしたのです。

photo:02




Aさん、あなたは間違っていない。確かに”そこのドア”でした。

ことあるごとに、「何時に帰る?」、「どこに帰る?」と聴くAさんです。

”ドア”と言われたら自分の望みを叶える”ドア”を開きますね

勉強になりました。


ここまでお読みいただきありがとうございます。