おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館の普段は近づかない本棚のところをたまたま通り、たまたま見たところ飛び込んできたタイトル「裸でも生きる」・・・ちょっと違う想像をしてしまいましたが、すぐに「本田健の人生相談」
で紹介された一冊だ!と思い出して、手に取りました。
【本書のテーマ】
~本書抜粋より~
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」
【岡本大輔の視点】
日本で生きていることの素晴らしさ。
【気になった抜粋】
日本は選挙で私たちの一票は少なからず政治に反映される、しかし、バングラディッシュでは民主主義と言いつつ、一票もお金で買える、政治家は村ごと買収したりするらしい、首相の月給は3万5千円くらい、でも、ものすごい豪邸に住み、何人もお手伝いさんがいて、高級車に乗り、子供をアメリカの大学に行かせる。
バッグだけじゃなくてどんな商品も”そこにしかないもの”、つまり”オリジナリティ”を持った商品が勝ち残っていけるんだということだった、単純で、シンプルなことだと思う。
【響いた抜粋と学び】
「こんな小さな部分、だれが見るっていうの?」一人の女性の工員さんが言った、「たとえ小さな部分でも、私が気がついたんだから、気づく人がいると思うよ。それにみんなは、できるのにやらなかった。お客様に百パーセント自信をもてる商品を出したい。」。
スティーブ・ジョブスも同じ事を話しました。
何かの作品において、ジョブスが求めるデザインとほんの少しだけ違いました。
しかも、その部分はカバーか何かで隠される部分で、普通にしていれば見えない部分です。
でも、ジョブスはやり直しを命じました。
抜粋のように、作業員は言いました。「こんなところ、誰も見ていませんよ!」
ジョブスは言いました。
「いや、俺が見ている!」
最高の作品を作り出す!その飽くなき信念がこの言葉を出すのです。
この信念が最高の作品を作り出し、「宇宙に衝撃を与えた」のです。
山口さんも同じでした。
こんなところ、どうでもいいわ、と思っていれば、それは見えない部分だけでなく、きっと目に見える部分でも適当な部分が見えてしまうでしょう。
そして、それは消費者に伝わるでしょう。
山口さんの少しの妥協もせず、最高の商品を送り出す信念があったからこそ、マザーハウスの作品は評価されたのです。
あなたの仕事はいかがでしょうか?
「このくらいでいいや」、「どうせ、誰も見ていないから・・・」なんて妥協していませんか?
見ているんです。
日本では昔から言います。「お天道様が見ている。」と。
バングラディッシュに滞在した二年間、この国の人たちは、「ありがとう」と言う習慣がないことを、いつも疑問に思っていた、別に「ありがとう」と言ってもらいたいわけではなかったけれど、人に何かしてもらっても、当たり前の顔をして過ぎ去って行く人たちを見て、こういうところが本当に貧しい部分だと心から思っていた。
アジア最貧国のバングラディッシュに行き、著者の山口さんが一番貧しさを感じたのは、ご飯を食べられないことやお金がないことではありませんでした。
「ありがとう」の言葉がないことでした。「ありがとう」と言う習慣がないことでした。
もし、僕達も、世界的に見て裕福な日本で生活している僕達も「ありがとう」の習慣をなくしてしまえば、どうなるでしょうか?
お金の貧しさ、経済の貧しさは、働いて改善できたとしても、心の貧しさは日々の中から感じなきゃいけないことで、それができないと人間は根っこから腐ってしまうと僕は感じました。
バングラディッシュでは(全員ではありませんが)、約束の時間を守らない、人を騙すなど日常茶飯事なのです。
日本ではできて当たり前が、この国ではできていないのです。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」
最後に、バングラディッシュの人からあなたへの問いかけです。
日本にいて、何気なく生活していては気づきませんが、下を見るととんでもない劣悪な環境で生活している人がいます。
夢を見たくても夢すらも見られない人がいます。
僕達は幸せな環境にいます。
僕の話しで言えば、出版したいと思えば、まず無料の電子書籍で出版ができますし、電子メールで原稿を送付する事だってできます。
こんなに幸せな環境にいるんです。
やりたいこと、やりましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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