こんにちは。岡本大輔です。
4歳のわが子がよく見る番組と言えば・・・「ひつじのショーン」、「おさるのジョージ」そして「アンパンマン」の御三家です。
そのなかでもアンパンマンを見ていてふと気づいたことがあります。
バイキンマンの登場シーンでたびたび耳にする言葉・・・
バイキンマンがアンパンマンに対してこう言うのです。
「出たな、お邪魔虫」
アンパンマンの立場+アンパンマンを見ている子供と大人含め99,8%はこの言葉を聴いて、「お邪魔虫はお前だろ!」と思われるのではないでしょうか?
「アンパンマン」というアニメの主人公であるアンパンマンの視点からすると、”お邪魔虫”は明らかにバイキンマンです。
しかし、一歩踏み込んでバイキンマンの立場に考えてみれば、バイキンマンが自分の都合を押し通すためには、それを阻止するアンパンマンが”お邪魔虫”になるのです。
介護現場で考えてみれば、僕達介護者側の視点・・・さらに広げると介護職の視点、看護職の視点、相談員の視点、担当ケアマネの視点というものがあります。
そこにお客様の視点、同居する家族の視点、遠方にいる家族の視点などが加わります。
ショートステイ中のお客様で認知症が深く外に出て行こうとする方がいたとします。
外に出てしまっては施設に戻れない可能性があるし、事故などにあう危険があるため、安全配慮等を考えて施設の外にでないように配慮する視点をもっている介護職がいる一方で、
そのお客様にとっては安全配慮されていると思うどころか、自分が外に出たいのに外に出してくれない”お邪魔虫”と見られる可能性もあるのです。
一歩踏み込んで、誰の視点に今なっているのか?
お客様の視点で見ると、どのような状況なのか考えてみることからケアを始めてみませんか?
ここまでお読みいただきありがとうございます。