得体の知れない違和感。 | ブログ

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こんにちは。岡本大輔です。


僕は社会人になって8年がたちます。

そのほとんどの時間を福祉業界(主は高齢者介護)に

携わっています。


特に生活相談員、介護支援専門員の仕事をしていて

感じている”違和感”について


表現します。



介護保険とは保険ですよね?


将来高齢になって介護を受けなければ生活できなくなった時に

身近に家族がいない人のために、存在します。



自動車保険は・・・保険ですよね?


万が一の事故のときに、莫大な金額を払わなくてはならなくなり、

一家破産、人生終了にならないための保険ですね。


入院保険は・・・保険ですよね。


万が一の入院の時にお金を用意できない状態にならないよう

保険をかけておくことで、いざというときに病院にお金を払えるようにします。



自動車保険と入院保険は

支払っているけれど、使わないのであれば、

使わないほうがいいものだと僕は感じます。


あえて自動車事故を起こしたい人はいませんし、

あえて病気になって入院したい人はいませんよね?


でも、

生活相談員として、介護支援専門員として

お客様の担当者会議に出席していて、

たまに聴くんです。


「介護保険を払っているんだから、

サービスを使わないと損ですよ。」って。


確かに、自動車保険に加入していて、事故を起こした時に

保険がおりるにも関わらず、保険を使わないのならば


同じような言葉をかけますね。



でも、僕がその言葉を聴いた時はもっと違う感じがしました。


”介護保険料を(強制的に)支払っているのだから、

無理にでもサービス使わないと無駄遣いよ”


みたいな感覚です。


そんな感覚に陥った方はいませんか?



医療保険と介護保険について

僕は感じますが、


もちろん、必要な医療、必要な介護、これらのサービスを

必要な人が受けるのは当たり前だと思います。


しかし、

必要以上にサービスを受けるのは違うのだと感じます。


医療も介護も10割負担ではありません。


国が負担する分があります。


国が負担すると言うのはつまりは

自分以外の人間が支払ってくれているのです。

その事実を忘れている気がするのです。


言い方を悪くすれば、

人の家からお金を持ってきて、医療を受けているのです。

介護を受けているのです。


必要な医療・必要な介護であれば、

それは国民が認めている(であろう)ものなので構わないのです。


でも、必要以上に受けるのであれば、


それは、あなただけの税金ではないので、

もっと考えた方がいいし、介護の専門職である我々も

意識付けたほうがいいのではないか?


と僕は思うのです。


必要以上に介護サービスをすすめる介護の専門職についての

違和感についてお話しました。



いかがでしょうか?