ついうっかり。 | ブログ

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こんにちは。

岡本大輔です。



僕たち福祉職は

同じお客様と

何度も関わりを持ちます。



その中で、

お客様の過去の想い出に

触れることが多々あると

思います。




今日は

お客様の過去に触れるときに

気をつけたいことを

紹介します。



先日、僕はお客様と

会話をしていました。



その中で、

「あんた、

私のこと知っているのかい?」


と話すお客様に対して

僕は言いました。

(そのお客様は利用して

半年以上経ちます)。


「知っているも何も、

70年前に僕は〇〇さんの

働いている△△に行きましたよ!」


とジョークを交えて話しました。

(僕は今年31歳なので、

もちろん、70年前には

〇〇さんにお会いしていません)。



すると

大笑いする中でも


〇〇さんは僕に尋ねました。


「あんた、なんで私が△△で

働いていたことを知っているの?」


と。


一瞬僕は


(しまった。)


と感じました。



お客様にとって・・・


短期記憶が難しくなっている

お客様にとって


僕との出会いは

今日が初めてと感じているかも

しれません。



初対面の人間が

お客様の過去を

知っているなんて

あまりに不自然です。




しかし、

ここで”失敗した!”と

悔やんでも仕方ありません。



僕はこう切り替えしました。


「〇〇さん、僕は知ってますよ。

当たり前じゃないですか!

僕は〇〇さんの

ファンクラブ会員第一号ですよ!」



と。



その瞬間、

デイサービスのフロア内は


もちろん大爆笑です。




お客様の個人情報を

預かる僕たちは、


お客様との関わりの中で

お客様の過去を深く知ることが

あります。



お客様が輝いていたときのことを

知ることがあります。



お客様が輝いていた思い出を

共有することは素晴らしいことだと

感じます。



それと同時に

お客様の思い出は

あくまで、お客様のモノであり、


僕たちが無断で踏み込んで

いくものではないと

感じたのです。