昨日、
帯広市介護支援専門員
連絡協議会の総会と
公開講座が開催されました。
フクシマで震災を経験した
吉田光子様の実体験を
通して、
介護支援専門員のあり方
人間としてのあり方を
お話していただきました。
【僕の学び】
介護保険施行前に
隣人が近所の人の夕食の内容を
把握するほどのつながりがあった。
法がないけれど、隣人同士で支えあい
ご近所同士で
風邪をひいたときは
隣人が氷枕を用意してくれた。
しかし、
介護保険法が施行されてから
法でサポートされるようになり
隣人のつながりが消滅した事実。
法がエンパワメントを阻害したと
吉田さんは話す。
だからと言って
法が不要かといえばそうではないと
感じます。
法があり、隣人のサポートがある。
どうすればその状態になるのか?
講座の最後に
僕は真っ先に質問をさせてもらった。
「吉田さんにとって”生きる”とは何か?」
哲学的な質問でしたが、
吉田さんはこう応えてくれました。
「・自分自身であり続けること。
・正直であること。
それは”我を通す”とは違う。
自分自身であり続ける・・・
自分自身というのはそれぞれが
見つけるもの。」
と。
僕自身であり続けるには
まず、僕はどのような存在か?
どうありたいのか?
別の方の質問では
何度も震災のことを話す
お客様がいる。
ということについて・・・
そのお客様は
「(あなたに)聴いてもらっている
と思うから話す。」
でも
「伝わりきれていない
と思うから何度も話す。」
深い!
と僕は思いました。
専門職の中には
「アルツハイマーで脳が萎縮しているから
短期記憶が阻害されていて
同じことを何回も話すんですよ。」
とか
「話のネタがないからですよ。」
なんて
思うかもしれません。
それらも一つの要因
かもしれません。
僕が今回の吉田さんの回答から
いただいたのは
「なぜ、同じことを
何回も話すのか?」
「お客様は私たちに
”何を”伝えたいのか?」
です。
僕たちは
お客様が伝えたいことを
真摯に受け取ることが求められている
のではないでしょうか?
非常に深い学びになった
今回の講座に出席でき、
帯広市介護支援専門員
連絡協議会役員の皆様
そして、
参加させてくれた
あかりケアプランサービス
あかりデイサービス
の職員、課長、社長・・・皆様
感謝です。
明日からの仕事に役立てます。