ボケは40代に始まっていた/西道隆臣 | ブログ

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みなさん、おはようございます。



明日から

十勝管内の隣

釧路市にて

介護支援専門員実務従事者

基礎研修が開催されます。


ケアマネ一年生の僕は

もちろん出席です。


そして、十勝から

釧路に行くには

なんと、前泊です。

(8時45分開始に

間に合う列車がない)。




さてさて、

ケアマネの勉強の前に

本日は認知症の勉強・・・


どちらかというと

本書は、専門職の

僕たちからすると

復習ですね。


認知症ケア専門士の試験勉強に

活用できそうな一冊です。



05年時点で200万人の患者。

年間医療費は4兆円。

有病率は65歳以上8%で

今も増え続けている。

(65歳以上は3500万人)。




皆様はここの部分を読んで

どう感じますか?


今まで200万人の有病者と

聴いて多いなぁと感じていました。


北海道で言えば

札幌市すべてが

認知症の人ということになります。


しかし、よくよく考えてみれば

65歳以上人口が3500万人です。


そのうちの200万人というと

一割に満たないのです。



僕たちは福祉の現場で働いています。


僕のデイサービスでも

50人登録しています。

そのうちの半分、25人は

認知症の診断もしくはその疑いが

あると言って過言ではありません。



そういう中で働いていているので

200万人は多いと感じていましたが、


全国で見れば

本当にわずかなのです。


一般の人が

あれだけテレビで認知症を

特集していても

正しく理解されないわけです。


今でも

認知症=人生終わり

何もわからない。判断能力ゼロ

と解釈している人がいます。



それだけ、病気の理解が難しいし

一般には浸透されていないのです。


僕は今年度、

認知症ケア専門士取得を

めざし、2次試験を今月27日に

受けます。



ふと考えたとき、


「わずか10%未満に対するケア」

と考えるのか・・・


それとも

高齢社会となり、

すべての人が

認知症になる恐れがある。


認知症ケアとくくらず

「すべての人が安心して

生活できるよう、

人間をより理解するための

勉強、そして人間のためのケア」

と考えるか。


この違いだけで

仕事の質、サービスの質が

変わるだろうと思います。



ボケを遅らせる食べ物・・・

カレー(クルクミン)。

インド人はアルツハイマー病が

少ない。トマトのリコピン。

サーモン(DHA)。緑茶(カテキン)、

赤ワイン(ポリフェノール)。

ザクロ。ビタミンACE・・・

小松菜、ブロッコリー、

赤ピーマン、にんじん、

かぼちゃ、柿。


これを食べておけば

絶対にボケない!!


というものは無いですが


デイサービスでの会話の一つに

僕がよくするのは


例えば昼食にカレーライスが

でたら、


「カレーライスに含まれている

クルクミンはボケに効くんだそうですよ。

実際にインド人には認知症になる人が

少ないみたいですよ」と

教えることがあります。


すると、

やっぱりみなさま、ボケるのは

仕方ないと思いつつも

ボケたくないと思っております。


真剣に聴いてます。



(認知症は)

発症の20年前から徴候あり。



認知症に限らず20年前から

徴候は出ているといいますね。

日本経済にしてもそう。

キレる若者のときもそう。

子どもばっかり悪いんじゃなくて

その親が問題で、その親を育てたのは

誰だ?どんな環境で?

どんな時代だ?と考えたときに

「20年前」に行き着きます。



以前いたお客様でも

そうでした。


60代の僕たちのデイサービスでは

若いお客様は、40代のときには

徴候があったと

家族が話しておりました。


最後に・・・

自分史を読んでもらう・・・案外喜ぶ。


これは、

認知症の方が

自分を鏡で見て

兄弟・家族と間違えて

手を振っているのと

同じ状態なんでしょうね。



認知症が進んだ方に

ご自分の「自分史」を

読んでもらうと

「なんだか自分のことみたい」

と喜ぶことがあるようです。

(実際に自分のことなんですが)。



考えてみれば

小説でも漫画でも

自分が主人公になって気分で

読むことがあるので、

まさに「自分史」は最適でしょう。



認知症が進んだ状態で

家族が介護するというのは

想像以上に大変なことです。


認知症がなくても

家族というのは関わりが

難しいのですから。


というのは

血のつながり

今まで生活を共にしてきた・・・

など他者にはない

特別な「思い」があるから

だと思います。


お釈迦様が言うところの

「思い」があるから

人は苦しむ

ということです。



そんな家族介護の一つの

手段に


今のうちから

「自分史」を作ってもらうのも

いいかもしれませんね。



一般の方向けの内容ですが、

専門職も「こんなの知ってる」と

言わず、より知識を深めるためにも

読んで欲しい一冊です。




チェック項目32箇所。アルツハイマー病はまず海馬に異変が起こる。05年時点で200万人の患者。年間医療費は4兆円。有病率は65歳以上8%で今も増え続けている(65歳以上は3500万人)。18~39若年期認知症。40~64初老期認知症。65歳以上老年期認知症。認知症の特徴的な言動・・・取り繕い、振り返り。うつ病とせん妄がまぎらわしい。ボケを遅らせる食べ物・・・カレー(クルクミン)。インド人はアルツハイマー病が少ない。トマトのリコピン。サーモン(DHA)。緑茶(カテキン)、赤ワイン(ポリフェノール)。ザクロ。野菜はACE・・・ビタミンACE・・・小松菜、ブロッコリー、赤ピーマン、にんじん、かぼちゃ、柿。30分以内の昼寝。一日30分以上の運動。脳を働かせる趣味。キツネとハトのテスト。女は物盗られ、男は嫉妬。発症の20年前から徴候あり。自分史を読んでもらう・・・案外喜ぶ。イラッとしたときは小声でバカヤロウと言う。