親が70歳を過ぎたら読む本/村田裕之 | ブログ

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みなさん、おはようございます。






岡本家では

両親が50歳前半


祖母が71歳

祖父が79歳



両親はまだ定年にも

なっていませんが、


祖父母が二人とも

70歳を超えたので



親の世代を考えて

読んでみました。





僕は30歳になったばかりですが、

一般的にこれから40代、50代と

なると、



サンドイッチ世代・・・


プライベートで言えば

下は子育て

上は介護



仕事で言えば

上司と協力して

部下の協力も得て


つまりは中間管理職ですね。




悪く言えば

「板ばさみ状態」

なのが40代、50代

であり、


その頃、両親が70歳代になり


徐々に介護問題が浮上してくるのです。



本書においての

施設選びのポイント・・・



スタッフの表情や声色、

動作全体を見る。


そして、

入居率の低いところは

避ける。



このあたりは

実際に僕は

介護職として働いているので


見るべきポイントとして

間違っていないです。


さらに言うなれば

その施設のトイレを借りて

使ってみることです。


建物の新しさなど

ハード面ばかりが

目に付きますが、



実際にその施設が良いか

どうかの基準としては


その素晴らしい建物を

維持しようとしているか?


つまり、掃除をしっかりしているか?


ここがポイントです。



僕だけかもしれませんが、

介護の勉強をして

実習をしてきて、


実際に働いて


お客様との関わりに

重点は置いてきたものの


掃除に関しては

まったく無知でしたし、

やろうともしませんでした。

(介護従事者は当然できると

して、学びに入っていなかった

だけなのかもしれない。)



介護関係者の多くは

掃除に無関心、

もしくはそれをやる余裕すらない。


そんな状態です。



マクドナルドやディズニーランド

リッツカールトンなど


違う業界であれ

売り上げを伸ばしている

会社というのは


掃除がしっかりしています。


介護業界もそれは同じ。


掃除が

しっかり行き届いている施設は

選択肢に入れていい施設

と思います。

(あくまで一つの選択肢です。)




入居率の低いところというのも

参考にするところで、


ホテルでもそうだと思いますが、

稼動率が低いところは


即ち、それなりのわけがある


・・・簡単に言えば、

サービスが悪い。


グループホームなど入居施設は

病院に入院するなどして

一時的に部屋が空く状態は

もちろん、ありますので、


最近3ヶ月くらいの入居率が

わかれば、ぜひ参考にすると

良いと思います。



3ヶ月くらいずっと

入居率が低い状態だと


選ばれない施設


ということ。


よっぽど緊急で、

なんとしてでも

入居して欲しい


という方以外は

行かないのでしょう。




本書では

施設選び以外にも


・後見人について

・遺言や遺産相続について


なども記されています。


両親の老後と

残される家族の対応について


考えることがありましたら

一度目を通すとよいでしょう。



また、介護業界で言えば

介護支援専門員や

生活相談員あたりは


お客様やその家族が今後

何を求めていくのか?


ニーズを知るために

目を通すと良いと思います。



村田 裕之
ダイヤモンド社
発売日:2011-02-12


チェック項目26箇所。40、50代は子育てと介護のサンドイッチ世代。死亡者の75%が70歳以上。施設選びではスタッフの表情、声色、動作全体を見る。入居率の低いところは避ける。償却切れ入居者増加が有料老人ホーム財政を圧迫させる。相続争いはお金持ちの問題だけではない。遺言書は元気なうちに作成する。任意後見人に頼めないこと・・・委任者への介護行為、保証人の引き受け、委任者への医療行為の同意。任意後見人を頼むときには契約の内容を丁寧に説明してくれるか?専門家の場合、損害賠償保険に加入しているか?認知症の専門医をどう探すか?親に受診を促すコツは?いい施設選び・・・日常受診する病院が近いか?建物は新築か?スタッフの離職率、入居者の平均介護度・・・3くらいが妥当。掃除は行われているか?スタッフの身だしなみ等は?学習療法の基本は褒めること。人間は最後の瞬間まで自分自身の可能性を追求できる。認知症の予防・・・適度な運動、脳の活性化、生活習慣病を避ける。筋力の低下を予防する。親が高齢になったら年に一度でも家族会議を開く。