「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる/親野智可等 | ブログ

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みなさん、おはようございます。




末っ子が先月3歳に

なりました。



「三つ子の魂百までも」

と言います。



改めて「子育て」について

考えたい。


自分の生業「福祉・介護」と

別の視点で人間を捉えて

新たな視点・新たな発想から

役立てたい



そう感じたとき、

札内図書館の本棚で出会いました。


著者

親野智可等(おやのちから)さん。

もちろん、本名ではないです笑





〇今の子どもは叱られ続けている。

よく最近の子どもは甘やかされている

と言われていますが・・・

(もちろん、甘やかされて育った子ども

もいるでしょうが)

事実は逆です。

小言でも叱られ続けています。



「〇〇したら危ない!」

「〇〇はダメ!」
「~しちゃいけない。」



常に怒られて

マイナスイメージを

無意識に

刷り込まされているのです。




そんな状況を脱却するには



「褒める」



のが大切だと

著者は説きます。



「褒める」


のと


「甘やかす」


のは違いますし、



「褒める」


のは


ただ


「すごい」

「偉い」


ではなく



どのように良かったのか?


(叱るときも同様で

何がダメで、どうしたらよいのか?

を教えることが大切。)


子どもだから

理解できないではなく


何度でも分かるまで

伝えることが必要だと。




ふと気付いたこと・・・



〇子どもは将来を見据えて

行動することが難しい。



我が家でも5分前行動だとか

時間には厳しく教えていますが、


特に就寝時間は(21:30)

破られやすい。


21:30になってから


「歯磨きします。」

「水を飲みます。」



その都度

子どもたちには

「5分前には終わらせようね」と


伝えますが、

行動に定着しきれていない。



それもそのはず。


この5分前行動も

大人になったとき

必要だからと教えていますが、


今小学生で

大人になったとき

20年後の自分を見据えて

行動する人は


100人の子どもがいたら

1人いるかいないか。



自分が大人で

将来を見据えて・・・

先を見据えて行動できるから

ついつい厳しくなるけど


子どもには難しいことなんです。

(だからといって教えなくて

いいわけではないです。)



読んでいて一番共感したのが


〇目をつむること。


できないことをできるようにしたい。

癖を直したい。


どうしたらいいか?


子どもに限らず、

大人にだってできないことがある。

失敗することがある。


そんなとき、大人は

自分のことを棚に上げる。

目をつむる。



子どもはそういうことが

できない環境にある。


親がいて、

親が目をつむってくれないと

できないことをひたすら注意される

状況にある。




子どものうちから何でもできた方が

いいと確かに思う。


しかし、


大人になってから

できることだってある。

(僕の場合は絵がすごく下手で

描けませんでしたが、

大人になってから突然

それなりに描けるように

なりました。)




子どものときはうまくできなかったことが


大人になってコツをつかんで

できるようになることがある。



だから

子どもができなくて

失敗し続けていたら、

最善をつくして

原因を解明して

それでもできないのなら




目をつむってあげるのも


親として必要ですよ。


あなたは(親は)

自分のできないことには

目をつむっているでしょ?



完璧な人間なんていないし、

できないことがあってもいいじゃない。



できなくて

諦めるのではなく、


他に何ができるか

一緒に探すのが

親の役目なのかと、

少し心が軽くなりました。




チェック項目22箇所。P174
現実は子どもを叱るばかりで褒める人は少ない。叱られ続けると良いイメージがもてない。子どもは天からの預かりもの。今のままでいいこと。今の子どもを受け止める。大人になってからできることもある。将来を見据えて行動することは子どもには難しい。とりあえず一問やってみる。イメージが湧く。失敗したときはときに「目をつむる」。親は自分のことは目をつむっているから。子どもは反撃できない。子どもが熱中していることを褒める。熱中していると集中力がつく。根気強さ、努力する心、根性、継続力がつく。褒められていると甘やかされているは違う。子どもに共感すること。テストの点数が悪くて叱るのは誰でもできる。同じことを何度でも言って楽しく言ってあげる。子育てを一人で背負わない。