時に海を見よ/渡辺憲司 | ブログ

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みなさん、おはようございます。





3.11


あの震災から

7ヶ月がたとうとしています。




本日紹介するのは


あの震災から

特に10代後半の

若者に向けた書籍です。




タイトルにある

時に海を見よ・・・



これは

ただ海を見るものではない



本書では

大学にいくこと・・・


それは、

「海を見る自由」を得る

つまり
「立ち止まる自由」を得る


そして、

青春とは

「孤独を直視すること」

ととらえています。



時に海を見て

孤独を直視すること

が青春時代、

若いときには必要なんだ

と説いています。

(松尾芭蕉も

漂白に身を置き、

孤独を見つめていた)


本書のタイトル

時に海を見よ・・・



僕が読みすすめて

自然と思い出したのが、



10代のカリスマ

今は亡き、

尾崎豊

です。



尾崎豊の

「誕生」

という曲の最後



最愛の息子に向けて

送られたメッセージ


「新しく生まれてくるものよ。

お前は間違っていない。

誰も一人にはなりたくないんだ。

それが人生だ。わかるか?」



本書を読んでいて

自然とあの歌詞が

浮かんできました。



青春時代とは

仲間と和気藹々

思い出を作っている

その裏側で、孤独を直視し

孤独を感じる、


一人の時間を作り、

未来について考えてみる。



でも、一人は寂しいし

誰も一人にはなりたくない。


誰かと触れ合っていたい。



誰かと触れ合う大切さを

知るために、あえて

一人になり、孤独を直視して


仲間の大切さ、

恋人の大切さ

家族の大切さを感じ取る


10代後半~社会人になるまでは

そういう大切な時間だというのが


本書の解釈です。



本書でもあるように

社会人になり、家庭を持った人は

会社を休んで、家族から離れて

一人で海を見るのは

簡単にはできない。

(海辺に住んでいる人は

別として)。


僕も海を見るとなると

車で30分以上かかると

思います。




そういえば

庄司陽子の漫画

「生徒諸君!」でも

主人公、北城尚子は

湘南の海(だったかな?)で


大学卒業のとき

海に向かって


「北城尚子、精一杯生きます!!

誓います!!」


と叫んでいたなぁ


と思い出します。




海には

すべてを包み込む

何か特別な力が

あるのだろう



大海原に

ザザーッと

止まる事のない波の音



あの広大な景色と波音

の前では、僕らの

悩みなど、ちっぽけなもの

なのかもしれない。


早速、

今度の休みに


「岡本大輔、精一杯生きます!!

誓います!!」


と叫ぼうか。







チェック項目28箇所。P156
学びに終わりは無い。知ることに終わりはなく、知識に不動なるものはない。大学にいく=「海を見る自由」を得るため・・・立ち止まる自由を得るため。青春とは孤独を直視すること。松尾芭蕉も漂白に身を置き、孤独を見つめることで家族なるものをみている。言葉は弱い・・・しかし言葉でしか相手に物事を伝えられない。だから言葉を信じる。方言・・・この言葉じゃないとうまく伝えられないことがある。「あずましい」。本物に近いものではなく「本物」を体験する。夢を求める力は勇気を与える。規律に暴力を使うのは紳士として恥ずかしいこと。愚直にまっすぐ身を正す。紳士で。文武両道→文武一道・・・できる〇〇がある。女のために泣ける男。肉食系男子は明治以降。元々草食系を好むのが日本。日本の高校生の9割は自分に自信がない。現実から目をそむけず、困難を前にもがき苦しむ自分を直視する。逃げてはいけない。それらは必ず自分の力になる。大学生は時間をダイナミックに使う。過去をリセットする。動物と人間の大きな違い・・・意識して忘れること。恋愛・・・信じてもらうことが必要。友情・・・洞察してもらうことが必要。連携・・・個々の人間を大事にして互いに結びつく。例は野球のポジション。青春はいそぎがち・・・うさぎと亀・・・ゆっくり進んで勝つ。若者には「ゆっくり行く」自由がある。日本・・・水はきれいなものという認識。受身にならず能動的になる。他人事と背を向けず問題としっかり向き合うこと。自分にとっていちばん大切なものは何か?を明らかにする。