聖の青春/大崎善夫 | ブログ

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みなさん、おはようございます。




先日紹介した

「絶対ブレない『軸』のつくり方」


を読んで、


自分の「想い」や「信念」は

何か考えているところに


同じ時期に借りていた書籍を


手に取りました。



29歳の短い人生で

難病に苦しみながら

命を削りながら将棋を指した・・・



将棋に人生を捧げ

あの羽生さんにも

勝ったことがある棋士。



今日紹介する書籍の

題材となった人物


村山聖(さとし)さんです。




彼の書籍を読んで

改めて思うのが、


自分の健康は宝であり

感謝すること。


僕は彼の人生にはなかったもの

「健康」を持っており、


彼よりも長く生きて

そして、自分の夢を達成させられる

権利がある。



彼の夢は

名人になって将棋をやめること。

素敵な恋をして結婚すること。


遂に叶わなかった2つの夢・・・



みなさんは

彼を敗北者と思いますか?



結果論で言えば

そうかもしれません。



しかし、

自分の病気と向き合って

最期まで全力で生き抜いた

彼を僕は賞賛したい。

(そのつもりはもちろんないが、

今の僕は彼を罵るだけの

人生を歩んでいない)。




自分の体のことを知っているからこそ

弟子たちの将棋に対する想いが

歯がゆかったのでしょう。



彼にしてみれば

残りの人生は何年で

どれくらいまでに勝たないと

名人になれないと

小学生くらいのときから

考えていました。



小学生のときの

自分はいったい何を

思っていただろう・・・



今の自分のイメージのカケラも

できなかった。


誰かが何とかしてくれるとすら

思っていたんじゃないか?



そんな自分が恥ずかしくなった

一冊です。




今の自分と向き合って

人生を改めたい方は


将棋を知っている人

知らない人

関係なく必見ですよ。





将棋関連の書籍

生きてこそ光り輝く


大崎 善生
講談社
発売日:2000-02-18


チェック項目60箇所。実践より、将棋の書籍をたくさん読んだ。自分の力量に合わせて道場を変える。幼少期からアマやプロとハンデ戦含めて勝っている。目標は谷川名人。自分の病を知っていたから短い生涯を全力で駆け抜けていった。奨励会一年保留(師弟関係等のもつれ?)将棋だけでなく麻雀やタバコ、酒も楽しんでいた。大人は結局弱いものを見捨てる・・・幼少期の想い。そこから募金活動なども行う。将棋盤に親しみを込めて生活の一部にしている・・・テーブル代わり。角落ちで初めて谷川名人と戦ったときは勝利。今後のことを考えて負けられない一戦。「早く将棋をやめたい。」加藤さんとの喧嘩。名人へもう一歩・・・でももう一歩じゃ意味が無い。将棋に対する考え、真剣さ。お金を受け取る。制度はその後。想いに応える。名人になって将棋をやめる。素敵な恋をして結婚する。