不穏・・・精神不安定?? | ブログ

ブログ

保存用

みなさん、こんにちは。





福祉現場で働いていると

よく耳にする言葉


「不穏」



・・・



認知症のお客様に対して

使うことが多いです。



福祉業界で働いたことのない方へ

「不穏」とは精神的に不安定で

そわそわした状態

とでも言いましょうか。


イライラした状態でも

「不穏」と表記します。



で、

ここで問題にしたいのは

その原因は何か?ってことです。



認知症状が深まり

短期記憶障害が強くなると


僕らにしてみれば

毎週、月・木で来ている

デイサービスだとしても


そのお客様からすれば

どこに来ているのか?

何時に帰るのか?

これから何をするのか?


覚えていないし、

わからないかもしれません。



もしあなたが

見ず知らずの土地へ行き

駅に行って列車を待ってます。


その駅には列車が一日数本しかありません。


あなたは落ち着いて

列車を待っていられますか?


初めての駅で

何時に来るのか?

どんな列車がくるのか?

その駅から何分くらいで

帰れるのかわからなかったら

不安になりませんか?


そわそわしませんか?



認知症状の深い人がすべて

こう考えているとは言いません。


ただ、

短期記憶障害が強くなると


お客様は年齢も重ね

人に自分の弱さを見せられないのかもしれません。



だから

私たちの言う

「不穏」になり


場合によっては

「帰宅願望」


になるのではないでしょうか?



「(午後)4時半にバスが来ますよ。」


何度も同じことを伝えていると

イライラしてくることを

僕は否定しません。


確かに何回も言っていると

いい加減覚えなさいよ

と思うこともあります。


しかし、

覚えられないのが

認知症なのです。


病気を正しく理解する。


これも

お客様へのサービスに

必要なことでしょう。



だから

病気を正しく理解し、


そのお客様の状態を

しっかり受け止めて


接する。受け止めることが

大切ではないでしょうか?




結びに

PCからこのブログを見ている方は

ご存知かもしれませんが、

ページ右側にアンケートが

あります。


現在、「早起き」調査をしております。


朝、何時頃起きますか?

という質問です。


みなさま、気軽に投票して

いただければと思います。


よろしくお願いします。





人気ブログランキングへ